「優俊の里」「サラブレッドのまち」静内、日本で唯一サラブレッドを生産・飼育する北海道立静内農業高校で前明治大学競走部監督・山本豪さんがマラソン授業!
アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
今回は、箱根駅伝・実業団で活躍したランナーで前明治大学競走部監督・山本豪さんが北海道・静内農業高等学校にアスリーチ!
緑豊かな敷地で長距離走の授業を行いました。
サラブレッドの生産で有名な静内地区。静内農業で生徒が学ぶのは生産科学科、食品科学科の2コース。本州からもたくさんの生徒が来ており、馬の生産者を目指す生徒や競馬のジョッキーを目指す生徒もいます。生徒何人かと話したところ、東京の新宿や神奈川の藤沢から来て寮生活をしている、と教えてくれました。
学校の敷地内には馬の放牧地、牛舎、広大な畑などがあり、通常の高校の10倍以上はありそうな敷地です。
全校約150名の揃った体育館に山本さんが登場、ご挨拶をして講話が始まります。
1年前まで明治大学競走部で駅伝監督だった山本さん。箱根駅伝を目指す学生ランナーの生活を紹介して、「良い習慣・悪い習慣」について話します。
「寝る・食べるなど本能的な欲求に基づくもの以外の行動は『習慣』です。意識して良い習慣を作りましょう。意識・習慣が変われば生活そのものが変わります」、と伝えて講義を終えました。
その後、質疑応答。翌週に男子は10キロ・女子は6キロの全校マラソン大会があるということで、呼吸方法、下りの走り方など長距離に関する具体的な質問が出ました。
続いて実技。3年生50名と長距離走の授業です。
サッカーのフルコート2面は取れそうな、広大な芝生のグラウンド。まずは様々な動的ストレッチをしながら400mトラックを回ります。
そして、重たいメディシンボールを、全身を使って投げ上げるトレーニング。
実技の締めくくりとしてランニングです。400mトラックを5周する2kmのビルドアップ走をしました。さすが高校生、男子の速い生徒はものすごいスピードでゴールを駆け抜けます。
苦しそうな生徒もしっかりとフィニッシュ。北海道らしい気持ち良い風が吹き抜ける中を全員が走り抜けました。
全国でも類を見ない特徴を持つ静内農業高校。夢に向かって進む生徒たちに、長く箱根駅伝を目指す大学生を指導してきた山本豪さんの教えは、深くリーチしていました。