『小さな成功体験』をコツコツと!パラ陸上競技現役選手・池田樹生さんによる特別授業!!

『小さな成功体験』をコツコツと!パラ陸上競技現役選手・池田樹生さんによる特別授業!!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
今回は、パラ陸上競技現役選手であり400mT64クラス元日本記録保持者の池田樹生さんが石川県・珠洲市立大谷小中学校にアスリーチ!
生徒たちは義足に触れ、考え話し合うことで“多様性”について学びを深めました。

「白い壁にある黒い穴に近づきたいですか?」という池田さんからの問いかけで始まった特別授業。
人間は本能的に分からないものや不安に思うことに対して恐怖心を抱くが知ったり、理解することでその恐怖心を払拭することができるとして、義足についてもそうであると生徒たちへ話します。


池田さんのスポーツとの出会いについて話が進むと、実際にやっていたサッカーのリフティングを義足で披露。体育館に拍手が沸きおこりました。
リフティング披露後、池田さんは生徒たちへ「最初は1回ずつしかできなかったが毎日続けて練習することで300回できるようになりました。日常の中でも気づかない内に小さな成功体験を重ねています。毎日続けることや自分自身で考えて小さな成功体験を重ね目標や夢へ向かってほしい」と伝えました。

また、義足を履いた少年のマラソン大会での話を例に、多様性社会である現代では実際におこらないとようないろいろなイレギュラーが発生する中で柔軟な思考を持ち、一つのことを正解にしないでみんなで話し合い正解を見つけてほしいと生徒たちへ語りかけました。


授業後半は実技の授業へ。
3種類の背中や肩甲骨などをほぐすエクササイズを行ったあとは、ウォーミングアップとして生徒対抗マーカー取り合戦!!
思いっきり身体を動かすと同時に視野を広げ、考えながら楽しそうに取り組む生徒たちの姿が見られました。


身体が熱くなったところで身体を支えるためのトレーニングや速く走るためのジャンプやけんけんを取り入れた運動を実施。
走るときの姿勢や腕、はずむ重要性を最後に池田さんといっしょに走ることで楽しく“知るきっかけ”を掴んだ授業となったのではないのでしょうか。

この記事をシェアする