
パリ五輪メダリスト!フェンシング・宮脇花綸さんによる「体育の大切さ」を伝える授業
アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
今回は、3か月前に行われたパリ五輪でメダルを獲得したばかりのフェンシング日本代表・宮脇花綸さんが鹿児島県・姶良市立加治木小学校にアスリーチ!
「体を動かすことの大切さ」を伝えました。

児童・先生の大きな拍手に迎えられて、宮脇さんが体育館に登場。
今日伝えたいことは二つ、「体育の授業で何をやったらいいのかな」 「フェンシングってどんな競技かな」、分かりやすくテーマを伝えて授業がスタート。
まずはウォーミングアップです。「準備体操で大切なことは二つ、体を伸ばすことと体を温めることです」と話し、ランジやダッシュで体をほぐして温めます。

そして、体育で大事にしてほしい「心技体」のお話。
心…英語ではメンタル、絶対に負けない、など。体育の授業では「豊かである」ことを大切にしてほしい。楽しんでほしい。
技…正しい知識、実践。そうするとケガをしません。
体…元気なからだ。よく寝てよく食べることが大切です。
児童たち、真剣な表情で頷きながら聞きます。

続いて、実技です。頭を使って動かなければならないボール取りゲーム、一気に体育館が活気づきます。子供に分かるゲームですが、内容はフルーレの攻撃権の概念の理解につながっています。
みんなが楽しく真剣に動き回ったところで、再度お話の時間。みんなの真ん中に宮脇さんが入ってお話しします。

そして質疑応答。
「フェンシング以外に好きなスポーツ?」「最近はまっているもの?」「銅メダルをとるためにどんな努力をしましたか?」「フェンシングはいつからやっていますか?」「好きな食べ物は?」「銅メダルを獲った時の気持ちは?」
たくさんの質問に、宮脇さんは丁寧に返答しました。

続いて実技は、いよいよフェンシングの動きを取り入れたエクササイズ。マルシェ、ロンペ、リポスト、初めて聞く言葉ですが宮脇さんから動き方を教わり、児童たちは楽しそうに実践。

動きを覚えたところでフェンシングリレーのゲーム。そして実際の試合ができるスマートフェンシングの体験。
スマートフェンシングの試合は大白熱!先生が、「私もやりたい」と言い出すほどの盛り上がり。

パリ五輪にも負けないような熱狂の渦で、宮脇さんの伝えた「運動を楽しむこと」「体育は大切なこと」は加治木の子供たちに深くリーチしていました。
