
女子ラグビー選手の中村知春さんが、これからの人生において「広い意識」と「学ぶ」ことの重要さを伝える特別授業
アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
今回は、女子ラグビー選手の中村知春さんが京都府・京都市立修学院中学校にアスリーチ!
実技では3年生約90名、講話には3年生約200名が、中村さんがラグビーを通じて理解した「広い意識」と「学ぶことで得られる視点と可能性」について授業しました。

実技授業では、修学院中学校ラグビー部の生徒たちを含めて数名がタックルとラインアウトの体験で、世界で活躍した中村選手のプレーを実感し、見ていた生徒からも歓声が上がりました。
そのあとは、6チームに分かれて協力とコミュニケーションを促す、「ネズミと鬼」「フラフープリレー」などのワークを体験しました。生徒たちの空気が盛り上がりながらも集中力もが増していくのが伝わります。

実技後半では、前半からの6チームでラグビーボールやバレーボールなどのボール複数個を協力してゴールまで運ぶリレーワークを実施。最初は丁寧にパスを送っていくチームが有利です。何度かり返し、その度にチームのミーティング時間を設けてよりよい工夫も模索していきます。最後のリレーではそれまでうまくいかなかったチームの工夫が成功し1位になりました。
生徒たちが各々の考えをより良くしていく為に話し合い・協力していく姿は、明確に中村選手が伝えたかったメッセージを受け取っているようでした。
講話は3年生約200名が受けました。中村選手がオリンピックで体験した貴重な様子やラグビーで訪問した海外の様子から始まり、「人間の認識と意識」「学ぶ理由」へ話が繋がっていきます。
認識テストの動画で、生徒たちにも試してもらい、人間の意識の穴や弱さを実感してもらいました。
生徒や教師の皆さんも含めて全員が人間の認識の弱さに驚き一気に興味を強く持ち前のめりに聞き入っていきました。
学ぶ理由として、一つ一つの教科や科目を学ぶことでそれだけ世界と可能性が広がるかを語ります。

締めくくりとして全員で自己流で紙飛行機を飛ばし、より遠くへ長く飛ぶ動画をもとにもう一度紙飛行機を全力で飛ばしました。
その全力の姿には、生徒たちが今後の人生へ向かって高く遠く、素晴らしい未来へ飛び出していくようで、人生において大きなきっかけの日になったようでした。
