できないは言わない!挑戦すること!体操。五輪2大会出場の大島杏子さんによる体育授業
アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
11月8日、体操競技で五輪2大会出場・大島杏子さんが、茨城県鹿嶋市立波野小学校にアスリーチ!
5年生に児童たちにマット運動の体育授業を行ました。
授業前から大島さんは児童たちに大人気でした!本来5年生2クラスの予定でしたが学級閉鎖のため、1クラスはオンラインでつなぎながら授業が開始されました。
目次
訪問アスリートご紹介
大島杏子さん。東京都出身。体操競技でアテネ五輪。北京五輪に出場。
日本女子最多記録となる通算8度の世界選手権に出場。長きにわたり日本女子体操界をけん引してきました。
学校や地域のご紹介
鹿島神宮駅から車で10分弱のところにある波野小学校。
鹿嶋といえばJリーグ鹿島アントラーズのホームタウン。なんと学校からカシマスタジアムが見えました。先生に聞きますと、児童たちはとにかく元気すぎるくらいの子が多いと言っていました。授業を受けた5年生も言葉通り元気いっぱいでした!
実技と講話の授業
体育館に集まった5年生。授業が始まる前から大島さんと仲良くなっている様子でした。
先生は相当この日を楽しみにしていたそうで児童のみんなからはそんな気持ちがあふれ出ていました。児童手作りのメッセージもありました!
授業前半は体操とは、体操競技とはなんなのかなぜ運動は大切なのかなどをスライドを使って説明してくれました。なぜ運動をしないといけないのか小学生は神経の発達、中学生は骨の発達、高校生は筋肉の発達と普段では聞けないようなことを話してくれました。
授業が始まる前ダンスをしたり、走り回っている姿を見ていた大島さん。それが神経の発達に繋がるので続けてくださいとメッセージを送っていました。
後半は実技。大島さんからマットが苦手な人と聞かれるとほとんどの児童が苦手と手を上げましたが、今日はええー、できないなどのネガティブ発言はなし!と実技に移りました。
まずは準備運動、柔軟体操から。体に大きな負担もかかり、けがを何度も経験している大島さんからは準備運動はとても大切と言っていました。大島さんが柔軟体操での体の柔らかさを見て児童からは驚きの声が上がっていました。柔軟と一緒に前転、後転をきれいにうまくやる姿勢についても指導がありました。
早速マットを使って実践へ。マットが苦手と言っていた児童たち。ですが苦手と感じないぐらい前転、後転を回れている児童が多く、大島さんもみんなうまいから自信をもって!と言っていました。その後は難易度を挙げて伸膝前転、5年生は初挑戦となる伸膝後転にチャレンジ。立ち上がれなかったり、始めてやることへの不安がある中でも児童たちは果敢にチャレンジしていました。
最後は児童たちの見たい技を大島さんが披露をしてくれるというと、バク転、バク宙のリクエストが!バク転、バク宙の披露に大歓声が上がり授業を終えました。
アスリートから児童生徒へメッセージ
できない、無理はいわない
苦手な事、嫌いなことから逃げない。運動だけでなく、何事にも一生懸命に挑戦すること。
授業でもネガティブな発言をしないといったように、これからは何事にもまずは一生懸命挑戦してみてください。
感謝の気持ちを持ってください
アスリートはいろんな人に支えられている。後からそれに気づくこともあった。なので皆さんは支えてくれる人に感謝の気持ちを持ってください。
授業のまとめ
授業の終わりその場で書いたみんなからのメッセージのプレゼントがありました。手作りのウェルカムメッセージがあったりものすごく児童たちが楽しみにしてくれているのが伝わりました。オンラインでつながっていた児童たちにも大島さんは手を振って、画面越しではありますが、想いを伝えていました。
無理は言わない、挑戦すること。と何度も口にしていた大島さん授業ではそんな場面も見られ児童たちに伝わっていたと思います。
授業終わり手作りメッセージを持って帰りますと大島さん。最後は教室まで行ってくださりみんなの記憶に残る1日になったと思います。