もっとマット運動でいろんなことができるようになりたい!元オリンピック代表大島杏子さんとスキルアップの楽しい授業

もっとマット運動でいろんなことができるようになりたい!元オリンピック代表大島杏子さんとスキルアップの楽しい授業

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
12月14日、元オリンピック代表・大島杏子さんが、三重県の四日市市立三重小学校にアスリーチ!
マット運動の体育授業を行いました。
三重小学校の5年生99名の生徒さんはそれまでの体育の授業で開脚または伸膝での前転・後転を練習されており、さらにスキルアップを目指して楽しみに待っていてくれました。

訪問アスリートご紹介


学校や地域のご紹介

四日市駅から車で20分ほどの住宅街のなかになる三重小学校。学区にはたくさんの史跡・文化財・名所があり、20年以上前に整備委員会の尽力により、それらの史跡が散歩ルートとしての道で結ばれました。
三重小学校の運動場の西南隅にも日清・日露戦争以降の戦没者慰霊の忠魂碑が設置されています。平和について考える一端になってほしいと思います。

実技と講話の授業

大島さんが用意されたプロジェクターを使って自己紹介をしながら、体操ってどんな競技?運動することの大切さは?など気さくに質問をしてくれ、体を使うことの大切さを教えてくれました。
「みんなはどんなスポーツしている?」「この中でオリンピック競技になっている体操はどれでしょう?」といろいろな質問やクイズに答えながら、お話を真剣に聞いていた三重小学校の5年生。体がやわらかいとケガをしにくくなるから、今日はネガティブな言葉を使わずにチャレンジしていきましょうという大島さんの言葉に大きくうなずきました。

後半の実践授業では、体をヒの字にして後ろにころがって戻りながら立つ、それができたら立つときに足を開いてみる、手を最初から耳の傍にくっつけて後ろに回る、頭の後ろを床につけるイメージで前転する、など様々アドバイスをもらいながら次々と取り組んでいきました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

しっかり準備をしよう

どんなことでも事前の準備はとても大切です。準備をきちんとすれば結果も当然変わりますし、安心して本番に向かうことができます。緊張すること自体は悪いことではありません。無理に押さえつけるよりもそれを認めて準備をすることで自分に自信をもつことができるし、安心して取り組むことができるのです。

若いうちにたくさん体を動かしましょう

小学生の間は神経が発達する時期です。中学生では骨の発達、高校生では筋肉の発達、とそれぞれの時期に運動することで得られる効果があります。ちょっとしたお散歩でも体を動かすことは大切です。意識して取り組んでみてください。

授業のまとめ

マットの上をどんどん回っていく5年生。2時間の授業があっという間です。
最後に大島さんからバク宙を披露してもらい拍手喝采でした。
授業が終わった後も先生方が開脚後転や伸膝後転、倒立前転のコツを大島さんから熱心に学ばれている姿から生徒のためを思う気持ちが感じられ感動しました。
大島さんからは「とりあえず挑戦することが大切です。1点から始めて100点を目指す気持ちで取り組ませてあげてください」というアドバイスがありました。

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