ライチェル海遥さんvs圧巻104人の生徒たち、どんな授業になったのでしょうか!?

ライチェル海遥さんvs圧巻104人の生徒たち、どんな授業になったのでしょうか!?

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
12月19日、女子7人制ラグビー現役バリバリのライチェル海遥選手が広島市立中山小学校にアスリーチ!

訪問アスリートご紹介

バティヴァカロロ ライチェル海遥選手は、東京都出身。フィジー人の父と日本人の母の間に生まれ、父の影響で4歳からラグビーを始め、高校3年のときに15人制、7人制ともに日本代表入りし、2018年のアジア大会では7人制で初の金メダル獲得に貢献しました。
2021東京オリンピックで初のオリンピック代表になり清水麻有選手とともに共同キャプテンを務めました。
現在は、ながとブルーエンジェルスに所属しています。

学校や地域のご紹介

広島駅新幹線口を北東へ約3km行くと、高天が原・西山・鏡山など,三方を山に囲まれてるところに中山小学校はあります。
山あり,谷あり,田畑ありと自然環境に恵まれ,地域の人々も昔から互いに親交厚く,常に協力的です。

実技と講話の授業

104名という大所帯、天気が悪かったのでまずは体育館でライチェルさんの授業はスタートします。
最初にライチェルさんからお願いがありました。
「ラグビーはチームスポーツなので困っている友達がいたら助けてあげてください。」

まずは全員、学校とライチェルさんがチームから持参してくださったタグラグビー用のタグを装着し準備体操(104名は大迫力でした)、そして外周をランニング。

チームワークの大切さを体感してもらうため、全ての合図をホイッスルで行います。
走る、止まる、動く、鳴った数の人数でグループを作る、、、
人数が増えていくと大変です、みんなで「今何人?」「こっちあと3人」など声をかけながらグループを作っていきます。

次に、グループ内で自己紹介をしたり、ライチェルさんからの質問に答えていったり、どんどん“自分”を出していくトレーニングです。

ここからラグビーの要素が入った内容になっていきます。
8~10人で手をつなぎ円を作り、その円の中にいる1人を外にいる2人の鬼から守るというゲームです。
2人の鬼はもちろん、守備側の生徒も全員で声を出し、動き回るとてもハードなゲームでした。

今度は2人1組で手をつなぎ、ステップで避けながら相手のタグを取り合うゲームです。
タグを取った人は必ず「タグー!」と叫び、手渡しで返します。
これはタグラグビーの基本になります。

雨も上がり生徒たちの心も体も完全に温まったので、休憩後に全員グラウンドに出ることにしました。
ライチェルさんが「外に出て試合をしま~す!」と言うと、生徒たちから大歓声があがりました。

12チームに分かれて2コートで試合スタート。
審判は先生が担当、そしてタグラグビー初心者の生徒には経験者が丁寧に教えてくれます。
試合をしない8チームは、隣りのエリアでパスゲーム、伝言ボール回しゲームなど、チーム対抗で盛り上がり、104名全員を飽きさせない工夫がされていました。

極寒の中、先生たちにも色々協力していただき、104名の生徒たち全員が最後まで元気いっぱい笑顔いっぱいであっという間の2時間でした。

アスリートから児童生徒へメッセージ

「何をやるにも目標、目的をもち、ブレることなく楽しく頑張ってほしい。
辛くなったら、今日の楽しかった感覚を思い出してください。
また会える日を楽しみにしています!」

授業のまとめ

今回一番目をギラギラさせていたのが校長先生!
「この学校のキーワードは“みんながヒーロー”なんです!」とおっしゃっていたのがとても印象的でした。
授業を通して感じたことは、本当に子どもたち全員が主役だったということです。

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