自然豊かな街、南島原市でシドニーオリンピック女子200m背泳ぎ銅メダリスト中尾美樹さんの熱血授業!
南島原市立布津小学校の6年1組の計32名に迎えられた中尾さん。オリンピックメダリストの授業ということもあり、生徒達も先生方も大喜び!貴重な2時間となりました。
目次
訪問アスリートご紹介
中尾美樹さん。長崎県長崎市出身。元水泳選手。
近畿大学附属高等学校を経て、近畿大学を卒業。1996年アトランタオリンピック女子200m背泳ぎで5位入賞。1999年のユニバーシアード大会では女子200m背泳ぎ2連覇。2000年のシドニーオリンピックでは女子200m背泳ぎ銅メダルを獲得した。
学校や地域のご紹介
南島原市布津町、普賢岳と有明海に挟まれ、風光明媚な街にある布津小学校。教育目標は「布津大好き!ふるさとを愛し、楽しく学び、感性豊かにたくましく生きる子どもの育成」。教育目標の通り、自然豊かな街で育った生徒たちは、元気のいい挨拶と、持ち前の笑顔を絶やさない明るさで授業を受けてくださいました。
講話と実技の授業
大きな拍手に迎えられた中尾さん。自己紹介を済ませ早速準備体操を行います。
水泳に必要なストレッチや、関節の可動域をレクチャー。中尾さんの体の柔らかさに生徒と先生は「おぉ」とびっくりした様子。生徒も負けじと頑張りますが、体が柔らかい生徒でも、敵いませんでした。
次は楽しみながら体も動かします。
四角に配置されたコーンへ、じゃんけんで勝つと1つ進みます。行った先で相手を見つけ、そこでもじゃんけん、勝ったら1つ進み、負けるとスタート位置に戻るゲームです。
誰が速いか、どのチームが速いか、競争です!チーム戦も行い、各チームで作戦会議。競争とあって作戦会議にも熱が入りました。
次は、ボールを使った「ダルマさんが転んだ」のようなゲームを行いました。中尾さんの手からボールが離れている間に動くことができます。
中尾さんのフェイントに騙されながら、生徒たちは何度もやり直しながらも、なんとかゴールに辿り着くことができました。
最後に、水泳の動きを使ったリレー競争を行いました。背泳ぎは後ろ向きに走りながら腕を回します。平泳ぎは、スキップをしながら上半身は平泳ぎのフォーム。クロールは前向きに走りながら腕を回します。実際の水泳競技さながらの順番でリレーを行いました。とてもいいスタートの構えをしている生徒を見つけ、中尾さんもびっくり!「めっちゃいい構えしてるー!」と生徒たちとも盛り上がりました!
その後休憩を挟み、講話に移ります。中尾さんのこれまでの経験をもとに貴重なお話を聴くことができました。
アスリートから児童生徒へメッセージ
伝えたこと①
きつい練習が嫌いだった中尾さん。1日7000m泳げば練習量としては多い方だが、当時の中尾さんは朝5000m、午後からは15000mの計20kmを1日泳いでいた。きついと思うし、これで世界一になれるのかな。と思ったけど、自分を信じて、人一倍練習をした。オリンピックでメダルを獲得した時に初めてあんなに練習してよかったと思った。やっぱり努力は嘘をつかない。みんなも辛いことやきついこと、これでいいのかなと思っても自分を信じてやること。その先にいい景色が待っています!
授業のまとめ
オリンピックメダリストと触れ合い、そして実際に本物のメダルまで触れることができた、誰もが羨む経験をすることができました。中尾さんの明るく元気な姿、発するポジティブな言葉に、生徒たちはいい刺激をもらっていたと思います。終始楽しめた様子の生徒たちにとって、今回の授業が良いきっかけになればと思います。
貴重な経験ができたあっという間の授業となりました。
各学校に貸し出されていて、たまたま布津小学校に来ていた、ペッパーくんとパシャリ。