五輪3度出場 松原梨恵さん、新体操メソッドで体育授業!

五輪3度出場 松原梨恵さん、新体操メソッドで体育授業!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
今回は、新体操・ロンドン、リオデジャネイロ、東京五輪代表の松原梨恵さんが東京都の足立区立足立小学校にアスリーチ!

小学4年生の拍手の中、松原さんが登場しました。
「新体操を知っている人?」という松原さんの呼びかけには、ほとんどの児童が手を挙げていました。
最初は競技の説明から始まりました。ボール、リボン、フラフープなど新体操で使う道具、ルールなどを紹介しました。
授業前半は柔軟体操から 2 人 1 組でボールを使った実技。仲間と協力して頑張ってみようと松原さんからのアドバイスで児童のみんなも全力で取り組んでいました。
後半は松原さんが児童たちに伝えいたいことを講演。最後には児童、先生も一緒にリボンを体験しました。

訪問アスリートご紹介


松原理恵さん。岐阜県出身。ロンドン、リオデジャネイロ、東京五輪日本代表。3 大会連続出場・入賞。
現役引退後は新体操の指導や普及活動を行っています。

学校や地域のご紹介

足立区立足立小学校は東武線五反野駅から徒歩 5 分ほど。
2013 年に千寿第五尋常小学校と五反野小学校が統合しできた学校。校舎もとてもきれいで、児童達も元気で明るい印象でした。

メッセージがぎっしり詰まった講演と、それを実践する実技

昼休みが終わり、体育館に集まった 4 年 1 組の児童達。先生の紹介で体育館に登場した松原さん。元気いっぱいの挨拶で授業が始まりました。児童たちは給食の時間から体育の時間を楽しみにしていたそうで、前日も松原さんの過去の映像を見てくれていたそうです。
元気いっぱいで始まった授業。まずは新体操はどういったものかの説明から始まりました。リボンが地面についたら減点というルールなど児童たちも知らないことがあり、そうなんだや知らなかったという声も聞こえてきました。

説明が終わると実技授業。松原さんがボール、リボン、フラフープで見本を披露すると、すごいと歓声が上がりました。

今回の授業はボールを使った授業でした。柔軟体操が終わると、2 人 1 組でボールを使った運動がスタート。ボールを投げたりキャッチしたり、その時に大事なのは相手を思いやってボールを投げようと 松原さんはアドバイスを送っていました。

ボールを体育館の端から端へ 2 人で運ぶという運動では、手だけではなく、おでこを使ってみたり、お腹を使ってみたりと様々な所を使ってボール運び運動をしていました。児童のみんなはできたら喜び失敗したら悔しがる、仲間を応援すると、松原さんの言っていた思いやりがたくさん詰まった実技授業となりました。

授業後半は松原さんの講演。新体操を始めたきっかけや、日本代表を目指した経緯など、松原さんの体験談に児童たちもメモを取りながら聞き入っていました。日本代表に選ばれた松原さんは 1 週間後にロシアに来てと、そこからロシアでの生活が始まったそうで児童達からは驚きの声が上がっていました。

講演の後は先生、児童みんなで円になりリボンを体験。先生、児童のうまさに松原さんもびっくりしていました。みんなで応援したり拍手をしたり終始明るく楽しい授業でした。最後は質問タイム。先生、児童達からたくさんの質問がありました。1 つ 1 つに丁寧に答えてくれた松原さんの想いはみんなの心にも届いていると思います。
始まり同様元気なあいさつで授業が終わりました。

アスリートから足立小学校の児童へメッセージ

1 度ダメでも挑戦し続けること!

1 度ダメでも挑戦し続けてみましょう。自分自身、小学生のころ選手クラスになるためのテストを何回も受けましたが、不合格でした。それでも諦めず何度も挑戦した結果日本代表まで上り詰めることができました。みんなも新しいことにどんどん挑戦してみよう!

夢や目標を持つこと!

私が新体操を頑張れた理由は「オリンピックで金メダルを取ること」という目標があったから。この夢があったから、どんなにきついことも乗り越えられました。児童のみんなも夢や目標をもってそれに突き進んでください。

授業のまとめ

児童のみんなは終始明るく楽しそうに授業を受けていました。松原さんの言っていた新しいことに挑戦すること。児童達も初めてやるリボンやボール運び運動に果敢に挑戦しており、松原さんが児童たちに伝えたかったことがリーチした瞬間でした。

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