元プロ野球選手・米野智人さんによる夢の野球教室

元プロ野球選手・米野智人さんによる夢の野球教室

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
10月25日、ヤクルト・西武・日本ハムで活躍された元プロ野球選手・米野智人さんが大阪府堺市立黒山小学校にアスリーチ!
投げ方の技術向上、夢を持つ大切さについての体育授業を行ました。

グランドに集まった5年生に拍手で迎えられた米野さん。終始明るく笑顔があふれる授業が始まりました。

訪問アスリートご紹介

米野智人さん。北海道出身。
北照高校からヤクルトスワローズに入団。その後、西武、地元日本ハムで活躍。
元々キャッチャーでしたが持ち前の打撃と運動能力を生かして内野手外野手でも出場。
類稀な運動神経で17年間プロでプレーをしたアスリートです。

学校や地域のご紹介

南海電気鉄道高野線初芝駅からバスで約10分ほどのところにある堺市立黒山小学校。
創立は150年を迎えます。先生に聞きますとこの地域では野球が盛んで野球チームがたくさんありレベルも高いそうです。この授業の日を楽しみにしていたみたいです。

実技と講話の授業

晴天の中グランドに集まった5年生たち。そこにヤクルト時代のユニフォームを着た米野さんが登場。拍手で迎えてくれました。まず初めは自己紹介と講話の時間。米野さんは17年に渡り3チームに所属し、数々の選手と一緒にプレーをしてきました。その一緒にプレーした選手の名前が上がると、児童からはすごい、知ってる!などの声が聞こえてきました。

米野さんはプロになる人はどの競技にも限らず相当な努力をしたと思われがちだが、米野さんは努力した感覚がないといいます。米野さんは夢中になってたといいます。夢中という字は夢の中とかく。夢では疲れないしどんどんやってしまう。日が暮れるまで毎日のようにボールを追っかけていたといいます。なのでみんなにもぜひ好きなもの夢を見つけてほしいと言っていました。好きなものに夢中になってください。そうしたらなりたい自分になれる確率が上がると伝えていました。


講話が終わると実技の時間。前日もティーバッティング野球の試合もしていたみたいで、児童たちは気合十分。まずは投げ方の指導から。地面から力をもらって、ボールに伝える。軸足に力をためて、指先に伝える。これができるといい球が投げれるとアドバイスがされると早速実践!みんなとてもいいボールを投げていました。野球を習っている子も多く運動神経もいいなと感じました。投げ方がうまかったので早速ティーバッティング野球の試合へ。打つことが苦手なら投げてもいいという特別ルール。試合は白熱!ホームランを打つ児童も!守備や攻撃どうしたら点を奪えるか、どうしたら守れるかなどをみんなで考えプレーしていました。体も頭も使う試合は終始盛り上がりを見せていました。
最後は野球を習っている児童に夢の野球教室。順番に米野さんとキャッチボール。みんなの顔はキラキラと輝いていました。5年生とは思えないぐらいみんな野球が上手でした。
2時間の授業ではありましたが明るく楽しいでいる児童の様子が見れました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

なりたい自分になる

好きな事、夢を見つけてください。なりたい自分を見つけて想像し、夢中になってみてください。そうすればなりたい自分に近づけます。

成功より成長

今大事なのは失敗すること。失敗をするということはチャレンジをした証拠。なので今はどんどんチャレンジして失敗をして成長をしてください。

授業のまとめ

米野さんは常に児童と近い距離で接してくれます。児童たちもすぐ心を開き授業を受けている様子が見えました。試合では勝ち負けにこだわる姿がとても気持ちよかったです。
実技だけではなく講話も真剣なまなざしで聞いてくれていました。米野さんの伝えたかった想いは児童たちに届いていると思います。

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