現役大学生パラパワーリフティング選手・森崎可林さん「挑戦することの大切さ」を伝える授業!

現役大学生パラパワーリフティング選手・森崎可林さん「挑戦することの大切さ」を伝える授業!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
10月25日、現役大学生兼パラパワーリフティングアスリートの森崎可林さんが、滋賀県野洲市の中主小学校にアスリーチ!
ご自身の経験をもとに挑戦することの大切さの講話とみんなで身体を動かす教室を行いました!

訪問アスリートご紹介


森崎可林さん。東京都出身。中学生時代から滋賀県で過ごし、立命館守山高等学校から立命館大学に進学。2024年パリパラリンピック出場を目指す現役大学生パラアスリート。
2020東京パラリンピック開会式では、最終聖火ランナーをと務めました。

学校や地域のご紹介


野洲市立中主小学校は、滋賀県野洲市にある小学校。


現在校舎の改装中で一部は新校舎となっておりました。
きれいな校舎や広いグラウンドで思いっきり動き回る生徒さんたちが印象的でした。

実技と講話の授業

体育館へ到着すると早速生徒さんたちが森崎さんの周りへ集まってきました。
授業への期待が高まります!

先生の紹介で森崎さんの講和が始まります。

まずは2016リオパラリンピックのプロモーション動画。
義手や義足の選手が競技を行うだけではなく、両手を失った母親が足で子供をあやしたり、足でギターやピアノを演奏するなど、動画内で繰り返される「Yes、I can」のフレーズ通り、可能性は無限大!
生徒さんからも驚きの声が上がっていました。

森崎さんの専門であるパラパワーリフティングの講和では、階級ごとに細かく定められている厳しい体重制限や、試合での判定のポイントなど、生徒さんたちは初めて知ることばかりでした。

そしてお話は森崎さんの障害のこと、これからのことへ。

自分を好きでいるために「好き」「楽しい」「やりたい」を大事してきた森崎さんは、今まで体育の授業・生徒会執行部・ヴァイオリン・水泳、そしてパラパワーリフティングとチャレンジしてきました。

自分で自分の限界を決めないでみんなもさまざまなことに挑戦してみてください!と講和が締めくくられました。

休憩をはさんで今度は実技の時間!皆で輪になってボールを回します。
まずは下半身を動かさずに上半身だけを使って隣の人にパス→ボールやフラフープと回すものがどんどん増えていきます。

それができたら今度は足だけで隣の人にパス。
どうやったら上手にお友達に渡せるか生徒さんたちは一生懸命考えます。

身体が温まってきたらドリブルリレーとパスリレー。
2つのチームにわかれてお友達と協力しながらゲームを進めていきます。
頑張っているお友達にもしっかりと応援していました。

授業が終わって先生が「今日の授業の感想言える人?」と言うとたくさんの手が上がります。楽しかったことや勉強になったことなどさまざまな感想がでてきました。

その後、校長室へ移動して給食。
一番人気のきなこ揚げパンを一緒に楽しみました!

アスリートから児童生徒へメッセージ

身につけてほしい3つの力

障害があるからできないとあきらめるのではなく、健常者と全く同じでなくても自分のできることを探す力。
自分でやりたいことを人に伝える力。
何にでも挑戦する力。

授業のまとめ


授業の前・休憩中・授業の後もずっと森崎さんの周りには生徒さんが集まってきていました。
授業での熱いメッセージは生徒さんたちにしっかりとリーチしていたと思います。

この記事をシェアする