陸上三段跳・五輪代表 長谷川大悟さんによる夢の体育授業!

陸上三段跳・五輪代表 長谷川大悟さんによる夢の体育授業!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
11月6日、リオ五輪代表の現役陸上選手・長谷川大悟さんが、茨城県美浦村立大谷小学校にアスリーチ!
速く走れるコツ、スポーツ全般に生かせる体の使い方の体育授業を行ました。

拍手で迎えられた長谷川さん。講話~実技と内容たっぷりの二時間の授業が始まりました。

訪問アスリートご紹介


長谷川大悟さん。
陸上競技、三段跳の現役選手。神奈川県出身。三段跳としては12年ぶりの五輪代表としてリオ五輪に出場。今なお現役で活躍しています。

学校や地域のご紹介


茨城県美浦村立大谷(おおや)小学校はJR土浦駅から車で約25分ほどのところにあります。
周りはのどかな風景に囲まれている学校です。美浦といえば全国二か所しかない競馬JRAトレーニングセンターがすぐ近くにあり、乗馬クラブに通っている児童もいたりと馬ともふれあいのある地域だそうです。

実技と講話の授業


体育館に集まった5年生役50名の児童たち。拍手で長谷川さんをお迎えしてくれました。
先生に聞きますと陸上をやっている児童も多く、この日を相当楽しみにしてくれていたみたいです。

まずは講話授業。まずは三段跳びのルールや競技について長谷川さんから説明がありました。その後長谷川さんが自己ベスト16m88を飛んだ時の映像を児童に見せると、大歓声、拍手が起きました。

メジャーで実際にとんだ16m88の距離を測ると、児童からはすごい、こんな飛べないよ。など様々な声が上がりました。身近なものの距離で言うと電車の車両1台分ぐらい飛びますというと、またもや大歓声。長谷川さんの凄さが伝わった瞬間でした。

その後の講話は長谷川さんが競技をしているうえで大切にしていることなどを話してくれました。以外にも小学生時代は全くスポーツしていなかったという長谷川さん。

『人間本気になれば大差なし』という言葉を大事にしているそうです。小学校時代何もしていなかった自分でもオリンピックに出ることができた、始める時期も才能も関係なし、挑戦することは自由。目標、夢に向かって継続していくこと、あきらめないことが大事。という熱い言葉を児童たちに送っていました。児童たちは真剣なまなざしでお話を聞いていました。 講話から実技に移る休憩時間。児童たちは長谷川さんの自己ベスト16m88の距離に挑戦児童も!無理無理や頑張ればできるのかななど前向きな言葉も飛び出し、まさに長谷川さんの挑戦は自由という言葉が届いているのかなと思える瞬間でした。


後半は実技の授業。陸上の動きを取り入れつつも他のスポーツにも生かせるような動きを中心に体を動かしました。両足でジャンプをしたり、スキップをしたりと。普段やっている動きでも、いつより高く、前になど長谷川さんからのアドバイスを聞きながら児童たち一生懸命に取り組んでいました。

授業後半では早く走れるフォームで走ってみようと走り方の授業。長谷川さんは三段跳びの選手ではありますが、50メートルは5秒台後半、100メートルも10秒台で走るそうで児童たちからは驚きの声が上がりました。

手のひらは卵を握るぐらいの感覚で、ひじは約90度、肘を背中の後ろに引くイメージで走ってごらんとアドバイスを送ると早速実践。児童たちはきれいなフォームで走っていました。最後に質疑応答と記念写真であっという間の二時間を終えました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

夢や目標を持つこと

すぐに夢を見つけてとは言わない。まずは好きなことを見つける。それを見つけると日々自分の成長に繋がります。

1人じゃない

みんなは決して一人ではない。周りにいる人に感謝すること。そして大切にしてください。

授業のまとめ

長谷川さんは授業後児童たちが持ってきていた、色紙やノート全部に丁寧にサインを書いてくれました。穏やかな口調で終始児童に寄り添うように授業を進めてくれました。
ここでは伝えきれないぐらいのたくさんのメッセージを児童たちに伝えてくれました。夢を持つ大切さや、あきらめないこと、周りの人を大切にすることなど、スポーツをやるうえではもちろんですがスポーツ以外でも生かせる話をたくさんしてくれました。
そんな長谷川さんの想いに答えるように、児童たちもまじめに話を聞き、実技は笑顔で全力で取り組む姿が見えました。終始暖かい空間に包まれた二時間でした。

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