昨季MVPの現役選手と、ラグビーにトライ!!

昨季MVPの現役選手と、ラグビーにトライ!!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
今回は昨季リーグMVPに輝いた現役ラガーマン・立川理道さんが、東京都の国立市立国立第三小学校にアスリーチ!

学校に着くなり、道路で「あ、ラグビー選手だ!」と通学中の生徒達から声を掛けられる立川さん。
担当の副校長先生が大のラグビーファン!3 年生の子供達に会う前に、副校長先生が大興奮!残念ながら副校長先生、最初のご挨拶程度でそのまま出張に、、、。
校長先生も前回の全日本ラグビーの盛り上がりを憶えていて、温かく迎え入れていただきました。

訪問アスリートご紹介


クボタスピアーズ船橋・東京ベイ、立川理道さん。昨季はチームを優勝に導き、MVPに輝きました。2015年W杯、日本が南アフリカから歴史的な勝利を手にした通称『ブライトンの奇跡』では、チームの勝利に大きく貢献しました。

学校や地域のご紹介

国立駅から 20 分ほど歩いた閑静な住宅街にある国立市立国立第三小学校。
地域にラグビーチームがあるようでラグビー自体身近に感じられる環境にあるようです。

授業の様子

3 年生の先生に呼び込まれて立川選手登場!
180cm94kg の大きな体に生徒達から「でか〜い!」「大きい!」との声と大きな拍手で迎え入れられました。
立川選手、生徒達の元気な挨拶のあと、すぐに体操。生徒達もこの時点でワクワクしているのが、見て取れました。

最初のボール渡し競争!
まずは、横から投げずにそのまま次の人に渡していく練習。
その後、頭から、股下から、交互に、と慣れたあと、各グループ対抗レースに!
次は、上から、下から、バケツリレーのように終わった人が最後尾に並び、体育館のハーフラインまでどのチームが一番早いか?のレースを展開!
そして、各クラス 2 グループ 6 チーム、円になり、隣の人にボールを投げていく練習。


一回目は取り合えずやってみる!
二回目始める前に立川選手より、「僕達も日本代表も今もやっていますが、相手が構えたところに投げてあげる、これが一番大事です!」とのアドバイス。
生徒達も飲み込みが早く、二回目以降、とてもスムーズに出来るようになりました。
1 限目最後の練習は、ラグビーの花形であるトライ。
ボールを持ってハーフラインまで走り、ボールを地面につけ戻ってくる練習。
ボールを持って走るのも慣れていないため、落としたり、転んだりする生徒達も見られましたが、とてもいい汗をかきながら、楽しそうにしている姿が印象的でした。

1 限目終了。

2 限目始まる前の休憩 5 分間。
一部の生徒達が立川選手に集まり、大きな体を触り、「筋肉見せて〜!」と。立川選手も腕に力こぶを作り、生徒達もとても喜んでいました。

2 限目スタート。
今までの練習を踏まえ、今回はハーフラインにいる先生+立川選手を敵に見立て、ボールを持って走り、ステップ&ストップを繰り返し、クラス毎に抜いていく練習をしました。
先生達からタックル(代わりにタッチ)されずに反対側まで走り抜けていく、その人数をクラス毎に競い合いました。これが一番盛り上がりました!


一回目はそのままスタート。
二回目始まる前にクラス毎に分かれ、立川選手より「どうやったらより多くの人が反対側にいけるか?話し合ってください!」と。
そして始まった二回目。
クラスによっては足の速い子を囮に使い多くの人を逃がす戦法、先生が手薄な端を狙い、固まって向かう。
クラスによって色々な攻め方でやっていました。

休憩後、立川選手からお話がありました。
これまでのラグビー経歴、代表へと。その後、これまでの挫折と苦悩。生徒達はとても聞き入ってる様子。
2019 年 W 杯日本開催ベスト 8・日本代表落選。
その後も諦めずチームでキャプテンをやりながら、上を見続け、今年 2023 年リーグワン優勝!MVP へ。
画像がチームの優勝写真になったとき、自然と生徒達から拍手が。

 

アスリートから児童へのメッセージ

周りの人達に感謝の気持ちを持ち続けてください

「何度も何度も怪我や挫折を繰り返し、気持ちがどん底になってしまうことがありました。その都度、周りの家族や仲間に救われ、自分は助かりました。だから、みんなも周りの人達に感謝の気持ちを持ち続けてください!」
子どもたちへ、熱いメッセージが語られました。

まとめ

立川選手はとても優しく、終始、温かい和やかなオレンジ色や黄色のような空間の2 時間。立川さんの熱さ・優しさが生徒達の心にもリーチしたのではないか、そう思える時間でした。

でも…、今回のアスリーチを一番喜んでいたのは、副校長先生でした。

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