いよいよ始動、アスリーチ!現役Jリーガー・権田選手が練馬区の小学校で体育授業!
アスリートが全国の学校を訪問して体育の授業を行う、アスリート全国派遣プロジェクト『アスリーチ』。9月4日、いよいよ学校訪問がスタートしました!
初回となる今回は、カタールW杯日本代表・権田修一さんが、東京都・練馬区立谷原小学校にアスリーチ!
冒頭の登場から、6年生の大歓声に迎えられた権田選手。
授業の前半は講話。体育の授業やスポーツを通して子供の頃に身に着けて欲しい3つのポイントの説明に、子どもたちは熱心に耳を傾けていました。
そして後半はチーム対抗方式のボールを使ったゲームで、からだつくり運動をしながら「チームワーク」「意見交換」「創意工夫」などの大切さを教えた権田選手。ゲームは白熱した勝負となり、最後まで大歓声に包まれました!
授業後、特別に給食にまで参加した権田選手。ご自身も、子どもたちとの交流を楽しんでいました。
目次
訪問アスリートご紹介
権田修一さん。東京都出身、現在は清水エスパルス所属の現役Jリーガー。2022年カタールW杯ではビッグセーブを連発し、優勝経験のある超強豪、ドイツ・スペインを相次いで撃破する大きな原動力となりました。
学校や地域のご紹介
練馬区立谷原小学校は、最寄りの私鉄駅から徒歩20分ほど、住宅街の一角にある学校です。広いグラウンドと綺麗な体育館があり、都内としては運動環境に恵まれている印象でした。
校長先生に聞きますと、児童数は増え続けているそうで、野球やサッカーを頑張る児童は、地域のクラブチームに入って一生懸命活動しているとのことです。
講演から実技、給食まで参加!
授業開始のチャイムが鳴り、先生からのご紹介を受けると、体育館の入り口に権田選手が登場。集まった6年生から大歓声が上がりました。最初のご挨拶、権田さんから「権田選手のことを知っている人?」という質問にはほとんどの生徒の手が上がり、カタールW杯についても大半の児童が見ていたという回答。体育館は冒頭から児童の熱気に包まれました。
前半は講演。権田選手より約30分に渡り、子供の頃に大切にしてほしい3つのことを伝えるお話がされると、子供たちは真剣な眼差しで話に聞き入っていました。
そして後半は実技。自主的にチームビルディングをしながら、ボールを使って競争する運動に全児童がのめり込んで大興奮!3チームが戦略を練って勝敗を競うゲームで、自主的に取り組む姿勢、チームワークの大切さなどを、楽しみながら学びました。
すると授業の最後に、権田選手から『ビッグセーブ』ならぬ『ビッグサプライズ』のご提供。ゲームでキャプテンを務めた児童6名とPK対決のご提案が!さすがは権田選手、6本中5本を止めましたが、女子が決めた1本には割れんばかりの拍手と大歓声。児童たちは大熱狂でした!
さらなるサプライズとして、最後は6年3組の教室にお邪魔をして一緒に給食を楽しみました。給食時間も「好きなだけ質問してください」という権田選手に子供たちは手を挙げ続け、「あこがれの選手は誰ですか?」といったサッカーの質問から「初恋は何歳でしたか?」といった質問まで、権田選手を質問攻めに。1問1問、丁寧に答える権田選手とのやり取りを、児童たちは心から楽しんだ様子でした。
アスリートから谷原小学校の児童へメッセージ
分からないことがあったときは積極的に質問すること!
分からないことがあったときは、恥ずかしがらずに質問をすることが大切。質問をしたり意見を言うことで、周囲の人が何を考えているのか理解したり、自分と他人との考えの違いが分かったり、自分の意見を他人に知ってもらうことができます。コミュニケーションの方法として「質問」はとても大切です。
とにかくポジティブに楽しむこと!
やるからには楽しむことが大切です。人には得意なことや苦手なこと、好きなことと嫌いなことがあります。苦手なこと、嫌いなことも、やらなければならないときがあります。どうせやるなら、楽しくやりましょう。そして楽しむためには、できるようにならないと楽しくありません。
僕は小学生時代、勉強が嫌いでしたが、どうせやらなければいけないのなら楽しもう、楽しむために理解をしてみよう、と考えてから、学校の成績が一気によくなりました。
最後まであきらめないこと!
サッカーワールドカップ・カタール大会の予選リーグで、僕らはドイツやスペインといった強豪を相手に、先制点を許す苦しい展開でした。しかしハーフタイムでロッカーに戻ったとき、チームメンバーであきらめている人は誰一人いませんでした。
あきらめたら、そこで試合終了です。どんなことも、最後まで何があるか分かりません。あきらめずにチャレンジしてみてください。
授業のまとめ
他人の意見を聞き自分の意見も言うこと、ポジティブにいること、あきらめないこと。90分の授業を通して繰り返し、このメッセージが出てきました。ワールドカップの時のチームの様子を例に、三苫選手・吉田麻也選手などの名前が出てくるお話に、夢中になった谷原小学校の6年生たち。権田さんのメッセージは児童の心へ強くリーチしました。
いよいよ始まったアスリーチ事業。権田選手は今後も全国各地を訪問する予定です!
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