五輪金メダリストの剛速球に大歓声!!秘訣は“ニヤニヤ”!?

五輪金メダリストの剛速球に大歓声!!秘訣は“ニヤニヤ”!?

アスリート全国学校派遣プロジェクト。今回は、北京オリンピック金メダリストの三科真澄さんが東京都立日野台高等学校にアスリーチ!

体育の授業を行いました!

 

今回訪れたのは都立日野台高等学校。
気温36度のグラウンドで3年1組、2組の生徒に大きな拍手で迎えられた三科さん。
授業前半はグローブ・ボールを使った実技の授業。ボールをうまく投げるコツ、捕るコツや、キャッチボールで心を繋ごうというポイントで授業が始まりました。授業後半は、三科さんがいままで経験したこと、それを踏まえ生徒たちに伝えたいことの講演を行いました。

訪問アスリートご紹介

三科真澄さん。神奈川県出身。ソフトボール、アテネ五輪銅メダル・北京五輪金メダル。
現役選手を引退後は、指導者として大学や実業団でコーチ・監督を務めましたが、家族の介護のため退職。その後、農業やキッチンカー営業など、未知のジャンルへの挑戦を続けています。

学校、地域の紹介

都立日野台高校はJR日野駅から徒歩約15分。きれいな体育館と広いグランドがあり、スポーツ環境に恵まれた学校です。先生に聞きますと、授業の内容を生徒たちに考えさせて、そのプランで授業をやってみるなど意欲的に生徒が授業に参加している印象でした。

金メダリストのソフトボール実技!

青空の下、先生の紹介で登場した三科さん。ウォーミングアップを終えると早速実技指導!
ボールをうまく投げるコツ、捕るコツをポイントに授業を開始しました。意外なアドバイスとして「ニヤニヤしながらやるとうまくいくよ」との言葉もありました。
見本として、三科さんが野球部の生徒とキャッチボール。三科さんの剛速球に生徒達から歓声が上がりました。三科さんが「こうするとうまくいくよ」と教えると、生徒のみんなはすぐに実践しメキメキ上達していました。生徒みんなの上達が早く、続いてソフトボールで主流のウインドミル投法に挑戦しました。ここでも三科さんの剛速球に大歓声!難しい投げ方ではありましたが、生徒のみんなは楽しそうに、意欲的に取り組んでいました。

最後は三科さんのバッティング。男子生徒が守備をし、三科さんの鋭い打球をナイスキャッチして、大歓声と拍手で前半の授業を終えました。


後半は体育館に移動し講演。三科さんの経歴を聞いて、改めて生徒達からは「すごい」という声が上がりました。

「五輪の時はこういったメンタルで戦っていた」、「指導者になってこういった考えになった」など、三科さんが経験したことを生徒たちに伝えました。生徒達も三科さんのお話に実技同様、熱心に耳を傾け聞いていました。

そして最後に嬉しいプレゼント!三科さんの宝物、五輪メダル2つを持って生徒達全員のところを周りって記念撮影!生徒たちは大興奮のままに、授業を終えました。

アスリートから生徒へのメッセージ

みんなは一人じゃないよ

苦しいとき、つらいとき1人じゃないよ。周りにはたくさんの人がいます。そして、いつも前や上だけを見なければいけないのではなくて、たまには後ろを見たり下を向いてもいい。周りを頼ってね。

まとめ

実技指導では、生徒たちが楽しそうにメキメキと技術を伸ばしていました。
講演では三科さんのお話を生徒たちが自分たちに置き換え、これから受験やいろんなことに前向きに挑戦したいと、生徒は口々に言っていました。
「ひとりじゃないよ」という言葉を何度も口にした三科さん。三科さんの力強い言葉の数々は生徒たちの心にリーチしていました。

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