現役パラリンピアンによるパラスポーツ体験に大興奮!!

現役パラリンピアンによるパラスポーツ体験に大興奮!!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
今回はパラアスリートの第1回目として、パリパラリンピックでメダルが期待される車いすラグビーの池崎大輔さんが、練馬区立中村中学校にアスリーチ!

訪問アスリートご紹介

池崎大輔さん。車いすラグビー現役選手、東京パラリンピック銅メダリスト。先日、日本がパリパラリンピック出場権を獲得した試合でもエースとして大活躍。パリでも躍進が期待される、日本が世界に誇るスピードスターです!

学校や地域のご紹介

西武新宿線の都立家政駅から商店街と住宅街を抜けて徒歩で約10分。静かで落ち着いたエリアに位置する中学校です。

講話と実技

9月8日(金)、アスリーチ初のパラアスリートが練馬区中村中学校を訪れました。
台風の影響で強い雨風の中で実施された今回の「アスリーチ」。担当するのは初のパラアスリートとなる車いすラグビーの池崎大輔さんです。

1時間目は池崎選手による講話。幼いころに自分に障害があることが分かり、周囲の仲間たちとの関係で変化したところや、変わらなかったこと、日常生活での苦労について語りかけました。
そして高校生になり、車いすバスケと出会い活躍をするものの、30歳で車いすラグビーに転向。3度のパラリンピックで2度の銅メダルを獲得するも、あくまでも目標は金メダル、これからも挑戦を続ける、と力強く話し、生徒たちも深くうなずいている様子でした。

2時間目は生徒たちに実際に車いすラグビーに挑戦してもらいました。
乗り方の説明をする際、先生にモデルになってもらい、車いすに乗った先生に向かって池崎選手が「タックルのお手本を見せます」とかなりのスピードでタックルすると先生が見事に吹っ飛ばされ、大歓声があがっていました。

体験では最初にラグビー用の車いすに慣れるための時間を取り、最初は恐る恐る車椅子を操っていた生徒たちですが時間が経つとかなりのスピードで動き回るようになっていました。中には池崎選手に向かって果敢にタックルに行く元気な生徒もいて、池崎選手もうれしそうにタックルを受け、逆にタックルでお返しをしていました。
そして2分間のゲームを実施。ゲームの中で車いす同士が激しくぶつかるとかなりの衝撃と音が体育館に響き、その都度見ている生徒たちから「うぉー!」「きゃー!」と歓声が上がっていました。クラス全員が車いすラグビーを体験し、その激しさを実感していました。

アスリートから生徒へのメッセージ

壁に挑むことは素晴らしい

アスリート人生、振り返れば常に自分自身との戦いでした。常に壁に向かっていく人生ですが、壁に挑むことは成長につながります。
できないことに挑戦することは、とても素晴らしいこと。かっこいいこと。
皆さんには、どんなものからも逃げずに立ち向かう強さを持ってほしいです。
どんな環境を作るのかは、自分次第です。

まとめ

講話と実技を通じて「挑戦することの大切さ」を熱く語ってくれた池崎選手。講演の最後には生徒からのメッセージも受け、これからもパラリンピックの金メダルを目指した挑戦を続けます。

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