児童の心へホップ・ステップ・ジャンプ・リーチ!!三段跳・五輪代表の長谷川大悟さんが体育授業

児童の心へホップ・ステップ・ジャンプ・リーチ!!三段跳・五輪代表の長谷川大悟さんが体育授業

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
9月19日、リオ五輪代表の現役陸上選手・長谷川大悟さんが、東京都の板橋区立下赤塚小学校にアスリーチ!

訪問アスリートご紹介


長谷川大悟さん
陸上競技、三段跳の現役選手。神奈川県出身。三段跳としては12年ぶりの五輪代表としてリオ五輪に出場。今なお現役で活躍しています!

学校や地域のご紹介

東京都・板橋区立下赤塚小学校は、東武東上線・下赤塚駅より徒歩 5 分。
歴史ある商店街を抜けると、そこに学校はあります。「体育健康教育推進校」として、体育・保育・食育に力を入れていると校長先生より話を伺いしました。なんと、校長先生も陸上出身で、自然と話が盛り上がりました!

講話と実技

ソワソワザワザワ。児童達も落ち着きの無い様子。学年主任の先生からご紹介を受け、長谷川さん登場!大きな拍手で迎え入れていただきました。

今回は、5.6 年生総勢 170 名強が参加。一限目は今までの経歴含めた対話・講話の時間でした。自己紹介後、長谷川さんより、「三段跳びとは?」、また、そのルールも説明してもらいました。
「簡単に言うと、三歩でどれだけ遠くに飛べるか?という競技です。」
そして、実際に長谷川さんが大きいメジャーを持って、ご自身の記録である「16m88 ㎝」までゆっくり引いていくと、児童たちより「すご〜い!」「飛んで〜!」「見せて〜!」と。それもそのはず。電車の約一車両分をたったの「3 歩」で飛ぶのですから、児童たちも大興奮!先生方もその長さにびっくりしていました。


オリンピックの際の三段跳びの映像を見せると、児童たちより自然と拍手が出ました。その後、貴重なオリンピック選手村の風景画像を、昼間→夜→部屋→食堂→会場→そしてフィナーレと、順番に見せていただきました。
長谷川さん、実は小さい頃はスポーツが苦手。友達についていき中学で陸上部へ、高 2 で三段跳びに出会い、大学 3 年生でオリンピックを目指し、見事 2016 年にリオオリンピックへ出場。「何をやるにも遅くない!」とメッセージをいただき、5 年生代表の子の挨拶で、一限目が終了します。

二限目は会場の関係で 6 年生のみの実技授業。
まず、ウォーミングアップの説明のために、片足だけで長谷川さんが壇上にジャンプで上がると、それを見た生徒達から「オー!」とどよめきが!
壇上より、1(頭)、2(膝)、3(ジャンプ)、4(つま先)、の番号だけをランダムに読み上げ、児童達はそれに反応しながら、体を動かしました。
その後は、両足揃えてジャンプをしながら、前に進む運動→スキップと行い、走る練習へ。走る際のスタート時のポイントを長谷川さんよりアドバイスを受け練習。最初よりみんな様になり、笑顔が増えました!

アスリートから児童へのメッセージ

競技生活で気づいたこと が2つあります。
① 継続すること、諦めないことが、目標達成の大きな要素になる。
② 挑戦することに、才能や時期は関係ない。

夢や希望を持ってください

夢や希望を持つことが大切です。それが日々、自分を成長させてくれると感じています。

努力は少しのことの積み重ね

努力って大変?と思うかもしれません。しかし、ちょっとしたことの積み重ねです。10 回やろうと思ったら 11 回。50m 走ろうと思ったら 51m走る。+1、それが大事です。

みんなは1人ではありません

皆は1人ではありません。周りの人を大切にし続けてください。周囲の力をもらえると、自分だけでは到達出来なかったところに行けます。

「人間本気になれば、大差なし!」

自分がとても好きで、大切にしている言葉です。
中学生の頃、陸上部の先生から言われた言葉で、当時はピンと来ませんでしたが、その後の人生いろいろな場面でその言葉が支えになっています。

授業のまとめ

長谷川さんは、終始口調も穏やかで、児童に寄り添いながら話している姿が印象的でした。「元々スポーツが苦手だった自分でも出来たよ!だからみんなも大丈夫!好きなこと見つけたら頑張ってね!」と、児童みんなを優しく応援しているように感じ取れました。
そのエールが、児童達の心に伝わる2時間でした。

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