地元滋賀県出身 現役Jリーガー・高橋祐治選手、24名の小学生に楽しいサッカー授業!

地元滋賀県出身 現役Jリーガー・高橋祐治選手、24名の小学生に楽しいサッカー授業!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
9月25日、清水エスパルスの現役Jリーガーで滋賀県ご出身・高橋祐治さんが、滋賀県の長浜市立七郷小学校にアスリーチ!
地元の子供たちへ、サッカーの体育授業を行ました。

前日にJリーグの試合があった中、朝6時30分の新幹線に乗り静岡から滋賀まで駆け付けた高橋さん。「とにかく滋賀が好きで、少しでも地元の子供たちの力になりたいんですよね」、米原駅で在来線に乗り継ぎ最寄り駅に向かうまでの間『滋賀愛』が止まらなかった高橋選手。その溢れる滋賀愛は児童にも生徒にも伝わり、5年生11名・6年生11名の七郷小学校グラウンドで、愛にあふれる中身の濃いサッカー授業が行われました!

訪問アスリートご紹介


清水エスパルス・高橋祐治選手。今回の訪問先・滋賀県の大津市出身。比叡平小学校、皇子山中学校から立命館宇治高校。Jr.ユースから京都サンガ。年齢別日本代表に選ばれ、Jリーグの複数クラブでプレー。現在は清水エスパルスのレギュラー・センターバックとして活躍。

学校や地域のご紹介

JR琵琶湖線・高月駅から3kmの場所に位置する七郷小学校。創立130年を超える歴史ある学校です。

高月は、豊かな自然と、お寺の多い町。国宝に指定をされている渡岸寺の十一面観世音像をはじめ、多くの観音像が存在し、年に1回の「観音の里ふるさとまつりは」大変に盛り上がるとのことです。(※2023年は10月15日予定)

実技と講話の授業

まず体育館で授業スタート。元気よくご挨拶する七郷小学校の児童に、さわやかにご挨拶を返した高橋さん。「現役のプロサッカー選手です」という自己紹介に、子どもたちからはどよめきが起こりました。冒頭、地元滋賀出身の高橋さんから「僕はみんなと同じ滋賀県の、比叡平という小さな町出身です。1学年15人くらいの小さな学校だったので、みんなと同じですね。サッカーチームがなかったのですが、ワールドカップをみてサッカーを始めて、あっという間に夢中になって、プロにまでなりました。」と、地元出身アスリートならではのお話がされました。


その後、体育館でウォーミングアップ開始。ストレッチの後、反射神経を刺激しながら瞬発力を養う変則鬼ごっこを実施。出された題の答えを元に動くのですが、子どもたち、答えを間違えたり答えと違う動きをしたり大混乱。運動は、単純に早さや強さを競うものではないことを体で覚えます。
そこから学年対抗ゲーム、基本的なパスの蹴り方練習を行い、いよいよ校庭で本格的なサッカーです。

グラウンドではシュート練習。サッカー経験者がいないとのことで高橋さんは「どこまでできるか」心配をしていましたが、児童たちはナイスシュートを連発!蹴りながら、サッカーの楽しさを実感している様子。

そしていよいよ5・6年生を均等に2チームに分けて(奇しくも11人ずつ!)試合です。「僕も試合に入ります」という高橋さんの言葉に大歓声が起こりました。


10分ハーフの試合、児童たちは一心不乱に相手ゴールを目指します。高橋さんは両チームに対して均等に手助け。まだまだ夏を思わせる灼熱の太陽の元、サッカーに熱狂した児童たち。児童がゴールを決めると、高橋さんはハイタッチや握手で祝福!試合終盤には、高橋さんの強烈なシュートを先生がファインセーブ!児童たちから大歓声が起こりました。

なお6年生担任の先生、高校サッカーでおなじみ・地元滋賀県、草津東高校サッカー部のご出身!

琵琶湖からの涼やかな風が吹き抜けるグラウンドで、児童たちが真剣にボールを追いかけ、現役Jリーガーによるサッカー授業はあっという間に終了時間となりました。「まだまだやりたいよ!」、グラウンドに響いた男の子の声がとても印象的でした。

アスリートから児童生徒へメッセージ

夢中になれること・熱中できることを見つけてください

自分は滋賀の比叡平という小さな町で育ちました。サッカーチームがなかったのですが、W杯を見てサッカーはじめて、楽しくて夢中になりました。毎日朝7時には小学校に行って友達とサッカー遊びをして、中休み・昼休み・放課後も全部サッカーをやっていました。上達するために必要な「努力」「義務」はまったく感じずに、ただただ好きな気持ちででサッカーやっていました。誰よりプレーしたと思いますし、小学生のときに「サッカー博士」になりました。
皆さんも、何でもいいです。大好きになって没頭できることを見つけてください。みんなも夢中になれるものがあったら、まっすぐ向き合って突き進んでほしいと思います。

必死にやっていたら、必ず誰かが応援してくれます

プロになったとき、家族や友人がとても喜んでくれました。それは、僕がサッカーを頑張っていることを知っていたからです。そしてプロになったらサポーターの方もいて、勝てば皆が喜んでくれます。とてもいい仕事だと思って、日々プレーをしています。皆さんも、自分が信じるものを頑張れば、必ず周囲の人に応援をしてもらえます。信じて、頑張ってください。

たくさんのことにチャレンジしてみてください

自分は小学4年生からサッカーを始めました。それまで、野球もやったし、バレーボールもやったし、ドラムもやりました。野球で体の使い方を覚えて、バレーでジャンプを覚えて、ドラムでリズム感を養って。無駄になったものは何もないと思っています。皆さんも、色々な経験をして、すべての瞬間に全力で取り組んでみてください。

授業のまとめ

常に地元愛に溢れていた高橋祐治選手。2学年合わせて22名の七郷小学校の児童たちに、惜しむことなくサッカー愛と地元愛を伝えていました。地元が生んだトップアスリートの提供した楽しい授業と愛あるメッセージは、琵琶湖を吹き抜けるさわやかな風のように、七郷小学校の児童たちに心地よいエールをリーチしました。

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