日本記録保持者のパラアスリートが、足が速くなるコツを伝授!!
アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
9月25日、パラ陸上でご活躍されている池田樹生さんが、山梨県の甲府市立玉諸小学校にアスリーチ!
陸上のトップアスリートが実際に練習する「ドリル」を用いて、足が速くなる体育授業を行いました。
終始楽しそうで、かつ真剣に取り組んでいた児童たちの笑顔が印象的で、充実した内容の素晴らしい授業となりました!!
目次
訪問アスリートご紹介
池田樹生さん。愛知県豊田市出身。パラT64クラス400m日本記録所持者。先天性の障害を持って生まれ、義足と義手を装着して、パラ陸上競技にて100m・走幅跳を専門に活躍しています。
学校や地域のご紹介
甲府市立玉諸小学校
かつてこの周辺地域の玉諸村は山梨県下の五大農村とされ、米・麦・養蚕の収穫から、さつまいも、りんご、ぶどう栽培など、様々なものを育ててきました。児童数690名は、甲府で2番目に多い児童数だということです。
実技と講話の授業
最初の自己紹介・講和では、最初にパラアスリートとしての生い立ち、先天性の障害についての事を話して頂きました。実際に自分の体験談や色々な気持ちの変化、そしてどう向き合うことができたかを話し、児童たちは真剣に聞き入っていました。そのうえで、ご自身がスポーツに出会ったキッカケ・気づいたことやパラ陸上についての話になり、学びの多い話を聞いたところで実技に移りました。
実技では、陸上のトップアスリートが実際に行っている「ドリル」を用いて行われました。
体育館に並べられたマーカーに向かい、1つずつ前にジャンプするジャンプトレーニングを行いました。
先生も実際に行い、見本を見せてくれています。
最後はまとめ・質問コーナーとなりましたが、たくさんの児童たちから質問が飛び交い、充実した授業内容が物語っていました。
アスリートから児童生徒へメッセージ
足が速くなるコツは“基礎”!家や休み時間など、空いている時間でやってみよう!
今回ドリルというトップアスリートも行う練習を行いましたが、様々な技術を磨くなか、結局はジャンプなどの基本に行きつきます。家や休み時間など簡単にできるので、スキマを見つけて行ってみてください。
授業のまとめ
池田さんご自身、児童たちに対して「小さな成功体験をつかんでほしい」という思いを持って、今回授業を行ったとのことです。甲府市では陸上大会も控えているということ。今回の授業が成功のキッカケになればと願うばかりです。
終始、アスリートと児童たちの笑顔が絶えない、素晴らしい授業でした!!