合言葉は「YES I CAN!?」パラパワーリフティング森崎可林選手による力を伸ばすストレッチ

合言葉は「YES I CAN!?」パラパワーリフティング森崎可林選手による力を伸ばすストレッチ

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
9月27日、パラパワーリフティング67キロ級で活躍している森崎可林さんが、滋賀県草津養護学校にアスリーチ!
柔軟性・瞬発力に繋がるストレッチの体育授業を行ました。

先生の号令で授業が始まり、森崎選手のあいさつに生徒の皆さんも元気よく返事をして授業が始まりました。

訪問アスリートご紹介


森崎可林さん。東京都出身。中学生時代から滋賀県で過ごし、立命館守山高等学校から立命館大学に進学。2024年パリパラリンピック出場を目指す現役大学生パラアスリート。
2020東京パラリンピック開会式では、最終聖火ランナーをと務めました!

学校や地域のご紹介


JR南草津駅からバスで約20分ほどのところにあります。
学校は、とても大きく広々とした校舎でした。地元の特産としては草津メロンなどの名産があります。

実技と講話の授業

体育館に集まった高等部の生徒たち。まずは講話の授業からでした。森崎選手が準備した資料を見ながら、なぜ競技に出会ったのか普段はどういった生活をしているのか、夢は何なのか。などたくさんのお話をしてくれました。

森崎選手の夢。パラリンピック出場と司法試験の合格。まさに文武両道!生徒たちも森崎選手のお話に引き込まれているような様子でした。リオデジャネイロパラリンピックの際にYES I CAN「私はできる」という言葉が使われている映像を生徒たちに見せていた森崎選手。たとえ障害があっても私はできる!という気持ちで今まで取り組んできたそうで、生徒のみんなも私はできるという思いで何事にも挑戦してみてくださいと森崎さんは言っていました。

沢山の言葉、想いの詰まった講話を終え後半は実技の時間。実技に行く前に森崎さんが持ってきてくれた、東京パラリンピックの聖火を灯したトーチに生徒たちは興味津々。恐る恐る近づくと森崎さんからどんどん触ってーとの声が。「すげー」「意外と軽いや」、様々な感想が飛び交っていました。

パワーリフティングは力だけではなく柔軟性や瞬発力が必要という森崎選手。それにつながるストレッチ性のある運動を生徒たちに教えていました。円になりボールを回していく動きでは、わき腹を意識しようと教え、一見派手な動きには見えませんでしたが、なかなかきつかったみたいです。

そのあとは3チームに分かれてボールを使ったリレー対決!利き手、利き手ではないほう、両手など様々なルールをつけて対決をしました。利き手ではないときには一部の生徒からYES I CANという声が!前半の森崎選手の言葉が届いている瞬間でした。最後のアンカーがゴールするまでみんなで応援し、最高の盛り上がりを見せ授業を終えました。

アスリートから児童生徒へ4つのメッセージ

何事も自分で決めること

決断を人任せにしないこと。自分のことは自分で決断して進んでください。

情報を得ること

周りにいる大人や、友達から沢山の情報を得てください。必ず自分の成長に繋がります。

怒ってくれる人を大切に

怒られるとどうしても落ち込んでしまったりしてしまいますが、期待をして怒ってくれているんだなと思ってください。

自分で限界を決めない

つらいことがあっても限界を決めないこと。私はできるという気持ちで限界を決めずに頑張ってみてください。

授業のまとめ

森崎選手は生徒たちに限界を決めないこと、自分で選択して進んでいくことということを言っていました。そういった自身の経験や想いが伝わる授業にしたいと森崎さんは言っていましたが、生徒の笑顔があふれた空間から、その思いがリーチしていることを感じる授業でした。
生徒たち、終始楽しそうに授業を受けていたのが印象的でした。

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