スポーツの秋、自分のベストを出せるように!陸上元日本代表・加納由理さんと800m走

スポーツの秋、自分のベストを出せるように!陸上元日本代表・加納由理さんと800m走

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
9月25日、元日本代表マラソンランナー・加納由理さんが、山梨県大月市立猿橋中学校にアスリーチ!
ウォーミングアップの仕方と長距離走の体育授業を行ました。

200名を超える人数での授業、最初は収拾つくのかな?と少し心配しましたが、すぐにそれは杞憂とわかりました。一人ひとりアスリートの目をみながら「こんにちは、お願いします。」と、とても丁寧に挨拶してくれる素直で明るい猿橋中のみなさんと楽しく有意義な時間を過ごすことができました。

訪問アスリートご紹介

加納由理さん。兵庫県高砂市出身。
須磨学園-立命館大学―資生堂―セカンドウィンドAC

北海道マラソン 優勝
東京国際女子マラソン 2位
ベルリン世界陸上女子マラソン 7位
名古屋国際女子マラソン 優勝
サロマ湖100キロウルトラマラソン 女子優勝

小学生のころから陸上クラブに所属していた生粋の陸上大好きアスリートです。

学校や地域のご紹介

JR中央本線の猿橋駅から徒歩20分ほどの小高い山あいにある猿橋中学校。
駅からの途中に「岩国の錦帯橋」と共に日本三奇橋の一つと言われる「猿橋」があり、深い渓谷とのコントラストがとても綺麗です。

実技と講話の授業

校長先生がスポーツの秋、まもなく行われるロードレースに向けてアスリートからたくさん学んでほしいという講話をしてくださり、それに続いて加納さんからも運動の素晴らしさや続けることの大切さを感じてほしい、そしてそれを生活に生かしてほしいというメッセージが送られました。

その後運動場に出ておよそ200名の生徒たちが整然と列を作り、次々と加納さんの指示に従ってウォーミングアップしていきました。長距離を走りぬくには上半身をうまく使うことが重要ということでしっかり腕や肩回りをほぐしながらのランニングを何回も繰り返しました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

最初から最後まで自分のペースで頑張ること

長距離走ではペース配分が大切。そのためには自分の力を把握し、形を崩すことなく姿勢を正して前を向いて走るようにしてほしい。それは生活全般にいえることです。

苦しいことの中にも楽しさを味わってほしい

人と比べてばかりではなく、自分自身の成長や達成感など、自分なりの楽しさを見つけてほしいです。

授業のまとめ

最後は800mを平均した速さで走り切れることを目標にしてアスリートと一緒に走り切りました。みんながそれぞれのペースで真剣に走る姿がとても素敵でした。
走り終わった後も加納さんにいろんな質問をしたくて取り囲む生徒さんたちとその姿を温かい目で見守る先生方。最初から最後までとても礼儀正しい挨拶で接してくれる姿が感動的でした。

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