元プロ野球選手・清水隆行さんによる、プロの練習法を取り入れた体育授業!

元プロ野球選手・清水隆行さんによる、プロの練習法を取り入れた体育授業!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
10月3日、読売ジャイアンツなどで活躍した元プロ野球選手の清水隆行さんが、長野県・長野市立東条小学校にアスリーチ!
プロ野球選手の練習法を取り入れた運動やボールの投げ方についての体育授業を行ました。

集まった2年生の38名の児童たちには、ボールを投げたこともない児童もいて、初めは緊張気味でした。でもプロ野球の選手が取り入れている練習法にチャレンジしながら、どんどん笑顔が増えていきます。緊張が解け、自然とボールを使った授業にも集中して取り組み、あっという間の授業となりました!

訪問アスリートご紹介

清水隆行さん。東京都出身、元プロ野球選手。現役時代は鋭い打球でヒットを量産、巨人入団1年目からレギュラーとしての活躍を見せ、2002年には最多安打のタイトルとベストナインを獲得。巨人軍の2度の日本一に大きく貢献しました。

学校や地域のご紹介

長野市の最南に位置する松代町の一角にある東条(ひがしじょう)小学校。奇妙山や尼巌山、皆神山などの山々に囲まれた学校で、収穫寸前の田園風景がとてもきれいでした。

教室から見える皆神山(みなかみやま)は、周囲の山並みと異なるその山容から「世界最大最古のピラミッド」なのでは?とも噂され、地元では「ピラミッド祭り」も開催されるそうです。


東条小学校には「東条若葉少年野球」というチームがあり、学校の入口には多くのトロフィーや賞状が並んでいました

実技と講話の授業

体育館に集まった2年生38名の児童たち。授業初めに先生が清水さんを紹介すると、なんと清水さんの現役時代の登場曲がかかりはじめます!先生からのサプライズに清水さんも笑顔がこぼれます。そして児童たちの前に立った時、今度は児童たちからのサプライズ!10月に誕生日を迎える清水さんにハッピーバースデーの歌のプレゼントです。そんなサプライズから始まった授業となりました。

授業を始める前に、清水さんから児童たちに2つのお願いを伝えます。ひとつめが「具合が悪くなったら、すぐに言おう。恥ずかしいことじゃないよ」。そして「僕が話をするときはしっかり聞こう。大切な話をしているよ」という2つのお願いに、「はい!」と元気に約束する児童たち。最後までしっかり児童たちは清水さんの話を真剣に聞いていました。


授業は体育館を使ったジョギングから。そしてプロ野球選手が行っている準備練習をいくつも行っていきます。「体を動かすのが大好きな2年生」と聞いていた通り、児童たちはどの練習も楽しそうにチャレンジしていました。

後半はボールを使っての授業です。ボールを投げたこともない児童が多いので、まずは握り方からはじめて、投げ方の基本へ。そして2人組になりワンバウンドでボールをキャッチする練習では、清水さんがみんなのところを回りながら直接指導していきます。

いよいよ授業も終盤へ。清水さんが“現役時代に何回もやった”という、ボール3つを決められた場所において戻ってくる、チーム対抗リレーです。自分たちのチームを大きな声で応援し、1位のチームに大きな拍手が送られました!
最後に清水さんから伝えたい「2つのこと」の講話があり、楽しい授業の時間は終了となりました。

夢や目標などが見つかったら、とにかく“調べる”こと

今、夢や目標がある人もいるし、まだない人もいます。なくても恥ずかしいことじゃないし、これから見つかっていくものです。その見つかったときに、まずして欲しいことが、“調べること”です。いくら夢も持っても何もしなければ進みません。まずはその夢や目標について調べること。家族に聞いてもいいです、先生に聞いてもいいです。図書館でもインターネットでも調べられます。調べていくと、叶えるための“頑張るやり方”が見えてきます。

毎日続けることの大切さ

何か目標があったら、それ向かってできることを、何かひとつでいいので「毎日続ける」ことをしてください。1日10分でもいいです。大事なことは「毎日」そして「必ず」やること。それを続けたら1か月では変わらなくても、1年やったら大きな違いが生まれます。

授業のまとめ

授業の前は、2年生はまだ小さいボールを扱うのは難しいのかな?と心配していましたが、清水さんが出来ることから教えて、いつの間にかしっかりボールを扱っていた児童たちの姿を見て、伝え方・やる気の出し方の大切さを感じられた授業でした。あまりにも授業が楽しくて、清水さんが帰るときに泣き出してしまった児童もいて、それだけ児童たちの心に今回の体験がリーチしていました!

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