『ケンちゃんと呼んでください!』会った瞬間生徒の心に寄り添う大森健作さんサッカー授業が大白熱!

『ケンちゃんと呼んでください!』会った瞬間生徒の心に寄り添う大森健作さんサッカー授業が大白熱!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
10月3日、元Jリーガーの大森健作さんが、北海道上川郡新得町の屈足中学校にアスリーチ!サッカーの体育授業を行ました。

16名の元気いっぱいな中学生に迎えられ、こんなに動けるの?!と驚くほどのエネルギッシュな時間をみんなで楽しく過ごしました。

訪問アスリートご紹介


大森健作さん。
FIFAワールドユース選手権のU-20日本代表。
Jリーグの横浜マリノス、鹿島アントラーズ、京都サンガ、コンサドーレ札幌、セレッソ大阪、徳島ヴォルティスにて、14年間現役でプレーされました。

学校や地域のご紹介


北海道のど真ん中、日高山脈を一望できる本物の自然あふれる新得町。学校は駅から10分ほど。北海道らしいまっすぐの道の両脇には畑や放牧地が続きます。
町の名物はそば。毎年9月の最終日曜日には「しんとく新そば祭り」も催されます。

実技と講話の授業

生徒が体育館に入ってくると大森さんからすっと近寄り、「僕のことはケンちゃんと呼んでください!」とフレンドリーな声掛けにより一気に打ち解けた雰囲気でスタートしました。

後ろにビブスを置かれた子が鬼になって体育館中を走り回る鬼ごっこ。途中大森さんから「どうやったら鬼の場所を察知しながら逃げられるか考えて」「視野を広く、皆の動きを感じながら動いてごらん」「急に向きを変えて走るには常にステップを踏んでいるほうがいいよ」とアドバイス。

小さいころから遊んでいた鬼ごっこの中にも、スキルアップの訓練になる要素がたくさん含まれていることがわかりました。その後もゲーム感覚あふれる運動で生徒たちは楽しみながら体を動かしました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

夢をあきらめないで

サッカー日本代表として華やかな経歴に見えるかもしれない。でも何度も挫折を経験した。度重なるケガ、復帰のための辛いリハビリ。本当に心が折れそうなこともあったけど、そこで諦めたら終わってしまう。続けさえすればきっと乗り越えられると思ってみんなも辛いことやうまくいかないことを投げ出さず頑張ってほしい。

自分の武器を磨こう

周りの人と比べて自信を無くし、怖くて逃げだしたくなるときもあった。そんな時に「自分の強みは何かということを考えて、必死でそれを磨け」という言葉をプロ選手からもらい、他の人が練習していないときも研鑽してきた。みんなもこれから「自分の武器はこれだ」と思えるものを探して、努力して磨いてほしい。きっとそれは見つかるし、努力することが自分の自信につながるから。

授業のまとめ

4人一組のボール回しを練習した後、大森さんや先生も参加してサッカーのミニゲームを実施しました。授業で習ったことを実践しながら全員が体育館の端から端まで使って、走り回りました。誰一人集中を切らすことなく必死にボールを追いかける姿や、大森さんの体験談やアドバイスを一つ一つ真剣にうなずきながら聞く姿に、生徒のこれからの成長をひしひしと感じることができ、忘れられない訪問となりました。

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