競泳元日本代表・竹村幸さん 「出来ることが素晴らしいのではなく、やろうとしたことが素晴らしい!」授業

競泳元日本代表・竹村幸さん 「出来ることが素晴らしいのではなく、やろうとしたことが素晴らしい!」授業

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
10月4日、競泳元日本代表竹村幸さんが、新潟県の長岡市立神田小学校にアスリーチ!
どの競技にも通用する、体力そして頭をつかうトレーニングを行いました。

訪問アスリートご紹介


竹村幸さん。大阪府出身。
2010年ワールドカップリオデジャネイロ大会50,100,200メートル優勝
2011年ワールドカップドバイ大会100メートル優勝
現在はメディア運営やインタビュアー、パラアスリートメンタルコーチなど幅広くご活躍を続けています。

学校や地域のご紹介

長岡駅より北へ1.7kmの信濃川右岸の市街地に位置している神田小学校。
教育目標は「ゆたかな学び・かがやく笑顔」です。

実技と講話の授業

今回授業を受けたのは6年生19名、そして欠席の児童もオンラインで参加します。


大きな拍手で迎えられた竹村さん。子どもたちに負けない大きな声で挨拶をし授業を開始します。朝早いので怪我をしないよう、まずはウォーミングアップから。

肩甲骨をしっかり温め、お腹に力をいれバランスを整え、最後はお尻の強化。水泳ではお尻に力が入らないとすぐ疲れてしまうとのこと。どの競技でも共通する「肩甲骨」「お腹」「お尻」を意識しながら動かしました。ウォーミングアップ終了後には半袖になる児童たちが印象的でした。

続いては前後へバランス感覚を保ちながら前後へ30秒ジャンプ。
30秒後には全員息切れ、倒れこむ児童が多く、竹村さんから「息が上がったら深呼吸を」とアドバイスがありました。竹村さんは30秒間で何と136回もジャンプ。毎日コツコツとトレーニングした数字と教えてくれました。終始楽しい雰囲気で実技授業を進めることができました。

2コマ目は多目的ルームに移しての講演。
竹村さんの競技人生について、そして競技を通して学んだことについて語ってくださり、オンライン参加を含めた児童全員、メモを取りながら真剣に耳を傾けていました。
水泳を始めたきっかけは非日常を味わえる、いつもと違う世界を知れることが始めたきっかけと話す竹村さん。水泳を通して「なりたい自分になる方法」を伝えたかった、夢や目標を達成したときどういう自分でいたいのか、目標を達成するだけでなくどういう人間でいたいかを話してくれました。

最後にメダルを触ることが出来た児童たち。「貴重なものに触ることが出来ない」という児童も最後は首からかけて大興奮。メダルは1,000個ぐらい家にあるという竹村さんに改めて児童から「すごい!」という声があがりました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

選択肢を増やしてください

自分が何かを選ぶとき、自分の知っていることからしか選ぶことができません。そして自分で決める・選ぶことはとても大切です。色んな人と会い、色んな本を読んで、選択肢を増やしてください。

自分自身を知って、常に挑戦を続けてください

進み続けること、挑戦していくことが大事です。人は人、自分は自分。他人と比べず、自分がどうしたら嬉しいか、どうなりたいかをしっかり考えて行動してください。
また、今自分が持っているものに目を向けるのも大事です。人の持っているものではなく、今自分が持っているものを最大限に生かしていく考えをもってください。

周囲に生かされていること、感謝の気持ちを忘れずに

感謝の気持ちは忘れないでください。勉強できる環境も周りの人がサポートをしてくれるからです。一人ではなにも出来ません。そして成し遂げるために、サポートをしてくれる味方をたくさん作ってください。

皆さんには、素敵な道を自分で進んでいってほしいです。

授業のまとめ

児童たちは積極的に元気よく授業を楽しんでくれました。サポートとして先生そして校長先生も参加して下さり、児童も竹村さんも「あっという間だった!」という2時間。貴重な体験は児童の記憶にリーチしました。

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