大切なのはチャレンジすること!ロンドン五輪銅メダリスト加藤ゆかさんによる体育授業

大切なのはチャレンジすること!ロンドン五輪銅メダリスト加藤ゆかさんによる体育授業

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
10月12日、競泳元日本代表加藤ゆかさんが、山梨県立笛吹高等学校にアスリーチ!
すべてのスポーツに繋がる体の動かし方についての体育授業を行ました。

拍手で迎えられた加藤さん。すべてのスポーツに生かせるような体の動きを、わかりやすく楽しく指導してくれました。

訪問アスリートご紹介


加藤ゆかさん。愛知県出身。
桜丘中学、高校を卒業し山梨学院大学に進学、大学4年生の2008年北京オリンピック出場。2012年ロンドンオリンピックメドレーリレーで銅メダル獲得。
現在は板橋区役所スポーツ振興課でスポーツプロモーターとして働きながら、全国各地で水泳の普及などに携わっています。

学校や地域のご紹介


JR石和温泉から車で約10分ほどのところにある山梨県立笛吹高校。
校長先生に話を聞きますと、体育、スポーツへの意欲が高い生徒が多いとおっしゃっていました。校長先生の言葉通り楽しく積極的に授業に参加してくれる生徒が多かった印象でした。
さすが温泉街!石和温泉駅の駅前には足湯がありました。

実技と講話の授業

体育館に集まった笛吹高校2年生と、3年生のスポーツ系列の生徒たち。拍手で迎えられた加藤さん。とても揃った、かっこいい号令で授業が始まりました。

前半は講話から。自己紹介と自身の経歴、経験を中心にお話をしてくれました。バタフライの日本代表として世界と戦ってきた加藤さん。以外にも小学生時代バタフライが1番苦手だったといいます。それでもチャレンジしたら結果が出たと言っていました。生徒たちにも苦手と決めつけずにチャレンジしてみてくださいとメッセージを送っていました。生徒たちは加藤さんの熱い話に聞き入っていました。

講話が終わり後半は「水泳に限らずすべてのスポーツに生かせる体の動き」をテーマに、股関節の可動域を広げる動きや、体幹、下半身を鍛えつつストレッチにもなるような動きを中心に実技を行いました。

加藤さんお手本を見せると歓声が上がる場面もありました。一見そんなにきつくなさそうな動きでもやってみたらなかなかきついような動きでしたが、生徒たちは笑顔で楽しそうにやっていました。

授業の最後は生徒からの質問にも答えてくれました。サッカーをやっている生徒からの質問で緊張をどうやって乗り越えてきたかという質問に、試合の時にはこれだけやってきたんだという自信をもって臨んでいた、日々の過ごし方を意識してみてくださいと加藤さんは答えてくれたところで、2時間の授業は終了しました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

チャンスをつかみましょう!チャンスに繋がる4つのことがあります。

① 苦手と決めつけずチャレンジすること

② 自ら行動して色々な人と出会うこと

③ 考えて考えて行動すること

④ 最後まで絶対にあきらめないこと

このようなことを意識するとチャンスに繋がります。少しでもいいのでチャンスに繋がるような行動をしてみてください。

授業のまとめ

200人を超える中での授業でしたが、加藤さんはわかりやすく、そして楽しく水泳、スポーツの魅力を伝えてくれました。そして生徒、先生がスポーツに対してとても高い意識で意欲的に授業に参加してくれました。授業後も個人的に加藤さんの元へ駆け寄り質問する生徒の姿も見られました。2時間という時間の中でしたが加藤さんの伝えたかった想いが生徒たちにリーチしている瞬間でした。

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