現役の米衛選手と一緒に、車いすバスケの体験授業を行いました!

現役の米衛選手と一緒に、車いすバスケの体験授業を行いました!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
10月10日、世界一を目指す、車いすバスケットボール選手の米衛 晴香さんが、大阪府・大阪市立東我孫子中学校にアスリーチ!
試合で使用する実際の車いすを使用して、車いすバスケの体験授業を行ました!

見るのも、触るのも、そして乗るのも初めてなものばかりの体験をした150名の生徒たちでした。

訪問アスリートご紹介


米衛 晴香さん。宮崎県日南市出身。小学校の頃からバスケットボールを経験し、25歳の時、原因不明の左足尖足(せんそく)となり車いすバスケットを始める。現在は世界一のバスケットボールプレーヤーを目指しています。

学校や地域のご紹介


大阪市住吉区にある昨年50周年を迎えた中学校。「主体的に学び互いに尊重しあえる生徒集団の育成」を教育目標として様々な取り組みを行っています。

実技と講話の授業


開始時間にはきちっと整列した中学1年生4クラス総勢150名。とても規律ある行動が印象的でした。そして先生の紹介から授業がはじまり、最初に映像を使って米衛さんから自己紹介です。障害を負ったときの自分の感情の動きなども説明されていて、生徒たちは真剣に聞き入っていました。そして車いすバスケについての説明です。東京パラリンピックで見た、という生徒もいましたが、試合の基本的なルールはバスケットボールと同じという話を聞いてみなさん驚いていました。
「それでは早速体験してもらうから、まずは準備体操をしましょう!」という掛け声のもと、全員で広がり準備運動を行い、いよいよ体験授業へ!

体験授業は、学年を半分に分けて実施されました。まずは車いすの操作に慣れるための練習です。まっすぐ進む、止まる、Uターンするなど、順番に全員が体験をしていきます。はじめはまっすぐ進むのも難しいのですが、慣れてくるとみんなうまく止まれるようになっていきます。

操作に慣れたところで試合形式の体験に移ります。米衛さんからルール説明です。〇5名ずつのチームに分かれ、3名が車いすに乗り、2名は立って試合をする。〇チームメンバー全員にパスを回してからでないとシュートできない。〇シュートを打てるのは車いすに乗ったプレーヤーだけ。という特別ルールで始まりました。このルールにより、「立っている人・車いすの人はどう動くか」ということをチームで考えることになり、それをいち早く実践していたチームが得点を多く決めていました。ゲーム中はみんなの歓声が響き渡り、うまくシュートできた時にはひときわ大きな歓声が送られていました。こうして全員が車いすに乗ってバスケットボールを体験しました。

授業の締めに先生たちと米衛さんによる試合を行い、生徒たちが大きな声援を送っていました!

アスリートから児童生徒へメッセージ

いろいろなことにチャレンジしてほしい

今はみんな中学1年生。これからたくさんのことにチャレンジできる機会があります。スポーツだってたくさんあるし、パラスポーツもある。スポーツだけではなくチャレンジできることはたくさんあります。そのためにも勉強も頑張って、楽しい中学校生活を送ってください。

授業のまとめ

「車いすバスケは、障がいを持った方とそうでない方が一緒にできるスポーツ」という魅力を伝えながら、世界一のプレーヤーを目指している米衛さん。初めての体験がたくさんあった今回の授業を経て、その気持ちが150名の生徒たちの心にリーチしていました。

この記事をシェアする