元・陸上800m日本記録保持者・ 徳田由美子さん!大切なのは「自己ベストを目指すこと」
アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
10月12日、元・陸上800m日本記録保持者・ 徳田由美子さんが、大阪府立すながわ高等支援学校にアスリーチ!
走り方の体育授業を行いました。
目次
訪問アスリートご紹介
徳田由美子さん。
中学2年からはじめた陸上で全国大会出場。高校時代はインターハイ400・800m二冠、4×100mリレー2位、冬の全国高校駅伝では区間2位。
・北京アジア大会800m4位
・1991年東京世界陸上4×400mリレー出場
大学時代に800m日本記録樹立
現在は世界陸上競技連盟公認コーチ資格を持ち、キッズからシニア世代までかけっこ教室や健康つくり教室を開催しています。
学校や地域のご紹介
校訓「つながり たかめあい チャレンジ」
教育目標「つながろう 仲間と地域と社会と 認め合おう自分と仲間 そして社会へ」
JR紀州路快速「和泉砂川駅」から歩いて10分、のどかな住宅街の中に大きく立派な校舎が見えてきます。広い校庭には畑があり、ちょうど生徒さんたちが作業をしていました。
実技と講話の授業
先生から「遊びで身体を動かしていることが多いので、今日は本格的な陸上の練習でお願いしたい」と言われた徳田さん。
基本的な準備体操で始まった授業でしたが、すぐにゲーム要素を取り入れ“体でじゃんけん”やスキップをしたり手を回したり後ろ向きになったりしながらトラックを走り始めました。
その後、グループに分かれ色々な20mダッシュの練習を行いました。
「速く走るには2つの要素がある」
その1“足の回転を速く”するために足を前後に大きく速く上げたり、スキップをしながら走ったり、その2“歩幅を大きく”するために1歩目を立ち幅跳びでスタートしたり20mを大股何歩で行けるか競ったりと今まで行ったことがない実践授業に生徒たちも真剣になってきました。
どんどん集中し積極的になってきて、他の人を声や手拍子で応援したり、最初歩くだけだった生徒が走り始めてくれる様子も見えます。
実技指導が進むにつれ全員の表情が豊かになり、走りも向上が見えました。
アスリートから児童生徒へメッセージ
自己ベストを目指すことに意味があります
陸上の魅力は、他人と比べるのではなく自分の記録を更新するというところです。
他人と比べず、自分自身楽しめることを見つけていってください。
授業のまとめ
徳田さんは、体操着の下に小さく書かれた氏名を見つけひとりひとりの生徒を名前で呼び個々を褒めながら楽しく飽きないよう授業を進めました。
最後に「楽しかった人?」との質問にほとんどの生徒が手を挙がった光景、徳田さんの心を込めた授業がリーチしていました。