「バレーが得意な子を中心に、佐藤あり紗さんの指導でみんな楽しくスキルアップ!」
アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
10月16日、リオデジャネイロオリンピック バレー女子代表・佐藤あり紗さんが、新潟県佐渡市の松ヶ崎中学校にアスリーチ!
バレーボールの体育授業を行ました。
「うちの子たちは、意欲という面では満点です!」という体育担当の先生のお言葉通り、小学6年生の一人を加えた総勢11名の生徒さんたちが、元気いっぱいバレーの練習に取り組み、講話の時間は質問もいっぱい。充実した時間を過ごしました。
目次
訪問アスリートご紹介
佐藤あり紗さん。宮城県仙台市出身。古川学園高校→東北福祉大→日立リバーレ→リガーレ仙台。世界選手権イタリア大会、リオデジャネイロオリンピック日本代表として活躍。現在はバレーボール教室やイベント出演など、普及活動や地元を盛り上げる地域活動など精力的に行っています。
学校や地域のご紹介
校長先生が手作りされたハロウィンのジャックオランタンが玄関でお出迎え。
松ヶ崎中学校は山と海に囲まれた自然豊かな学校です。先生のお宅でとれたアケビをいただいたのですが、身が割れてすぐのものが綺麗に食べることができるとのことで、なかなか都会ではお目にかかれない逸品です。おけさ柿で知られる柿の木も周りにたくさんあるとのこと。
また太鼓を中心とした伝統的な音楽芸能集団「鼓童」の研修生とも交流があり、演奏を教わったり体育祭やBBQを一緒に楽しんだりしています。
実技と講話の授業
「自分もバレーをやっていてすごく憧れの選手でした」とおっしゃる先生から佐藤さんの紹介をしていただき、最初から大歓迎ムードで授業がスタート。
ゲームを交えたウォーミングアップのあと、小学生の時にバレーを本格的にやっていた生徒さんと現役で取り組んでいる小学校の生徒さんたちを中心に一人ひとり佐藤さんのアタックをレシーブする練習。その後、今度は佐藤さんに向けてアタックも打ちました。
11人で声をかけあって14回落とさずにボールを回すこともできました。
アスリートから児童生徒へメッセージ
自分の周りの人を大切にしよう
私はたくさんほめてもらってバレーを好きになりました。それからも何か悩みや願いがある度にサポートしてくれる仲間がいました。だから私もこれからたくさん恩返しをしていきたいと思っています。みんなもそんな仲間ができるように周りの人を大切にしてほしいです。
勇気を出して夢を口に出してみよう
夢を口に出して言うことは少し恥ずかしいかもしれないけど、そうすることで自分もそれに向けて頑張ろうという気持ちになれるはず。躊躇せずに有言実行で頑張ってほしいです。
授業のまとめ
授業の最後にはみんなで円座して質問コーナー。「リベロってどんなポジション?」「試合で大切にしていることは?」「どうやって滑り込めばいいですか?」と次々手があがります。経験者の生徒さんからは「サーブカットがうまくセッターに返らない」という高度なお悩み相談も。
たのしいおしゃべりは給食の時間も続き、生徒さんや先生、佐藤さんにとっても忘れられない訪問となりました。最後校門までみんなでお見送りをしてくれて、佐藤さんからも「帰りたくない」という言葉が出ていました。