城下町で飛躍へダッシュ!現役陸上選手・相山慶太郎さんの体育授業
アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
10月18日、現役陸上選手・相山慶太郎さんが、新潟県の上越市立戸野目小学校にアスリーチ!
陸上競技の体育授業を行ました。
目次
訪問アスリートご紹介
相山慶太郎さん。千葉県出身。
専門は400mで、全日本実業団選手権4×400mリレー優勝などの経歴を持つ現役選手であるほか、第100回箱根駅伝出場を決めた母校・駿河台大学で駅伝部のコーチも務めています。
学校や地域のご紹介
江戸時代、城下町として栄えた高田。戸野目小学校は、高田駅から東へ向かい、関川を渡った先にあります。今年、150周年を迎えた歴史ある学校です。
明治時代に郵便制度の基礎を築いて「日本近代郵便の父」と呼ばれた前島密さんが地域の出身ということで、体育館には前島密さん揮毫の直筆の書が。
実技と講話の授業
前半は体育館で講義と、走り方のレクチャーです。
まずは自己紹介。400mの自己ベストが47秒台、これを50メートルごとで割ると「5.9秒です」、という分かりやすい例えに「すごい!」「速い!」との声が上がっていました。
陸上で、一番大事なものはクイズ、四択「姿勢」?「足の動かしかた」?「腕の振り方」?「スタート」? 正解の「姿勢」に三分の一くらいの児童が大正解で大盛り上がり!
その後、体育館でウォーミングアップ。体を温めて、いよいよ校庭で走りの実践です。
外に出ると、校庭には果てしなく広い空が広がっています。
まずは姿勢。大切な3つのポイント、『背中を伸ばす』『足の位置は体の真下』『つま先をまっすぐ』を意識する練習を行います。
続いては足の動き。
『ストライドを伸ばす』『足の動きを速くする』『ストライドと速さのバランス』、これらについても実践です。広いストライドのお手本で相山さん、宙に浮いてる!
足を学んだら腕の練習です。
『手は顔の前』『肘は下におろす』、ポイントを教えてパート練習です。
最後に、スタート練習。
中には手と足が揃ってしまう児童もちらほら。手と足は逆、スタートダッシュの練習をして、授業はあっという間に終了の時を迎えました。
アスリートから児童生徒へメッセージ
毎日の積み重ねを大切に
走ることはすべてに通じる動きで、誰でも、どこでも、簡単にできます。今日の授業を、運動を好きになるきっかけにしてくれたら嬉しいです。
今自分は、箱根駅伝を走る大学生のコーチをしています。この中から、箱根駅伝を目指す子が関東に来てくれるかもしれない、と思うととてもワクワクします。
勉強、運動、なんでもいいです。ぜひ夢中になれるものを見つけて、ひたむきに頑張ってください。
授業のまとめ
児童の走りを見ていた先生が一言。「なんか、みんな速くなってる!!」。
児童たちには、上越の空のように広く無限の可能性があることを伝えた相山さんのメッセージは、先生・児童の心にリーチしていました。