地元出身・岸本武流さん、現役Jリーガーならではのサッカー授業!

地元出身・岸本武流さん、現役Jリーガーならではのサッカー授業!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
10月23日、現役Jリーガー、清水エスパルスで活躍中の岸本武流選手が、奈良県の大和高田市立片塩小学校にアスリーチ!
サッカーの体育授業を行ました。

奈良県ご出身で、片塩小学校も地元から程近いという岸本さん、向かう電車からの景色に「懐かしい!」と言いながら、気持ちを高めて授業に臨みました!

訪問アスリートご紹介


岸本武流さん、奈良県橿原市出身。清水エスパルス所属の現役Jリーガー。
セレッソ大阪の下部組織で研鑽を積み、セレッソ大阪、水戸ホーリーホック、徳島ヴォルティス、清水エスパルスでプレー。
左右を問わないサイドバック・サイドハーフとして、ユーティリティなプレーでチームの優勝争いに貢献しています。

学校や地域のご紹介


奈良県で最も人口密度が高い大和高田市の中心部に位置する片塩小学校。長く商業の町として栄えてきた大和高田市は交通の便が非常に良く、大阪中心部までも約30分。大阪のベッドタウンとして大阪に働きに出ている方も多いとのこと。
学校は創設150周年を迎えた、市内で最も古い小学校だそうです。

実技と講話の授業

まずは自己紹介です。「現役」「プロサッカー選手」というところで児童からは大きなどよめきが!特に男子が嬉しそうです。
冒頭、授業の趣旨として「楽しむこと」「たくさんコミュニケーションを取ること」「諦めないこと」、3つの約束が伝えられると、児童たちは大きな声でお返事。
とても元気な児童たち、大きな声が快晴のグラウンドに響きます。

そこからウォームアップでジョギング。すると、ジョグだと言っているのに全力で岸本さんのはるか前を走る子供が続出!やる気にあふれる片塩小の児童たち。

続いてチーム分けをし、岸本さんから「キャプテンをやる人?」という問いかけにはに挙手が続々!
そこから4チームにわかれて、まずはボールリレー競争です。進行途中で作戦を考えて伝達する子供も。早速「コミュニケーションをとる」約束を実践してます。

ゲーム中も、声掛けをするチーム、隊列を指示する声。そしてゴールしたチームが遅れているチームに「がんばれー!」の声。児童たち、全力で楽しみました。

そしていよいよサッカーの試合です!
一試合目は通常のサッカー。二試合目はボールを二個にしてマルチタスクサッカー。そして最終戦。児童全員vs岸本さん率いる先生チームというサプライズ!児童約50名、対する岸本チーム5名。
これはさすがに勝ち目が…、と思ったところ、岸本さん、全くボールをとられない!児童が何人寄っても、ボールは磁石のように足に吸い付き、児童はとることができません。

児童たち、ゴール前に大人数で並びゴールをふさぐ作戦に出ますが、そこから岸本さんが見事ゴール!

現役Jリーガーの凄さを体で知って、楽しい授業はあっという間に終了の時間を迎えました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

目の前のことを楽しんでください

サッカー選手をしていて、苦しいこともたくさんありますが、自分はそれも楽しいと思ってやれるので、毎日頑張れるのだと思っています。皆さんも、苦しいことをただ「苦しい」と思わず、楽しむ方法があるのではないか、考えてみてください。

コミュニケーションをたくさんしてください

サッカーなど何の取組みでも、勝利を目指すためにはチームのみんなが同じ気持ちでやらないと絶対にうまくいきません。自分の考えを伝えて、相手の考えを聞く癖をつけてください。

最後まで諦めない

負けそうで苦しいときもあるけれど、諦めたら絶対に勝てません。応援してくれる人も、諦める姿を見たら応援する気持ちにならなくなります。可能性を信じて取り組んでみてください。

授業のまとめ


終了後、サインをもらいに集まる児童。授業に参加していない学年の児童も、校長室前に集まってきました。

腕にサインをもらう児童も。

地元のスポーツを盛り上げたいと、シーズン佳境の平日にもかかわらず学校訪問を行った岸本さん。未来の自分を目指してほしい、地元に残した岸本さんの想いは、児童の記憶にリーチしていました。

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