強打レシーブにも果敢にチャレンジ!失敗してもハイタッチで楽しく高度なレベルの授業

強打レシーブにも果敢にチャレンジ!失敗してもハイタッチで楽しく高度なレベルの授業

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
10月17日、リオデジャネイロオリンピック バレー女子代表・佐藤あり紗さんが、新潟県佐渡市の高千中学校にアスリーチ!
バレーボールの体育授業を行ました。

身長165センチの佐藤さんがそれほど目立たないほど全体的に背の高い生徒さんたち16名と、まるで部活のようなレベルの高い授業が行われました。

訪問アスリートご紹介


佐藤あり紗さん。宮城県仙台市出身。古川学園高校→東北福祉大→日立リバーレ→リガーレ仙台。世界選手権イタリア大会、リオデジャネイロオリンピック日本代表として活躍。現在はバレーボール教室やイベント出演など、普及活動や地元を盛り上げる地域活動など精力的に行っています。

学校や地域のご紹介

佐渡島の北部に位置する高千中学校。すぐ目の前に日本海が広がり波の強い時には道路にも波しぶきがかぶることも。
重要無形民俗文化財である伝統芸能「佐渡の文弥人形」を50年以上の間、三味線・語り・人形遣いに分かれて引き継いでいます。その活動のためにクラウドファンディングで資金援助をお願いしているそうです。10月の文化祭や11月の佐渡市伝統芸能イベントでも披露するそうで、生徒さんの演じる「ひらかな盛衰記」が広く認知されることを願います。

実技と講話の授業

佐藤さんのバレーの試合の様子を映した映像を見ながら活躍を紹介してもらい、授業スタート。
二人一組になって手をつなぎ、じゃんけんで負けたら逃げる、勝ったら追いかける、じゃんけん鬼ごっこ。瞬発力を養います。
フラフープとボールを使ってグループ対抗のビンゴゲームでは声掛けが大切。お互いにアドバイスしながらチームワークで勝利を目指します。


体を動かした後は、レシーブ→アタック→スパイク→ブロック→サーブ と一通りの練習をしていきました。みんながとても上手で体育の授業というよりもまるで部活の指導のような濃い指導に。
レシーブの練習では「強打レシーブに挑戦したい人いる?」という問いかけに半数以上の生徒が挙手して佐藤さんの強めのアタックに食らいついていきました。


最後は8人ずつで試合を実施。開始前に佐藤さんから「ミスした子にはハイタッチしてドンマイを伝えて」「点が入ったらみんなで掛け声だして喜んで」とチームワークを大切に取り組むことを助言されました。試合は1点を争う白熱したものに。失敗しても手が痛くてもずっと笑顔の楽しい時間となりました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

みんなで空気を作り出すこと

人前で話したりなにかをやったりするときは緊張すると思うけれど、聞いている人や見ている人がうなずいてくれたり返事をしてくれたりすると、とても安心してやりやすくなると思います。みんなも相手がリラックスして話しやすい雰囲気を作り出せるようにリアクションしてあげてください。

勇気をだして言葉にすること

自分の希望や夢を口に出して言うことは少し恥ずかしくて勇気が必要なことですが、そうすることで自分自身が実現のために頑張ることができると思います。是非勇気をだして目標達成のために夢を口にして頑張ってください。

授業のまとめ


佐藤さんの話を真剣に聞いて、「うなずいてくれるから話しやすいよね」と言われると大きな声で「はい!」と答えていた生徒たち。授業にもとても前向きに真剣に取り組み、体育の先生の献身的な協力もあり、予想をはるかに上回る高度な指導を受けるができました。一人ひとりが目を見て感謝の気持ちを伝えられる高千の生徒さんたちには佐藤さんの「言葉にすることの大切さ」がしっかり伝わっていると感じられました。

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