今の夢よりもっと大きな夢を持とう! 元中日・石川駿さん「投げる」「捕る」「打つ」ガッツリ野球授業

今の夢よりもっと大きな夢を持とう! 元中日・石川駿さん「投げる」「捕る」「打つ」ガッツリ野球授業

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
10月24日、元中日ドラゴンズ・石川駿さんが、南アルプス市の白根飯野小学校にアスリーチ!
“夢”を見つける大切さと野球基本動作の体験授業を行いました。

訪問アスリートご紹介


滋賀県出身。北大津高校時代79,80回のセンバツ甲子園に出場、大会では節目の大会通算600号本塁打を放つ。
その後、明治大学に進学し大学日本一を経験。
大学卒業後は社会人野球JX-ENEOS野球部に所属、2013年都市対抗連覇で新人賞の若獅子賞を獲得、2014年仁川アジア大会で日本代表も経験しました。
2014年ドラフトで中日ドラゴンズから指名を受け入団、2020年まで現役で活躍。
現役引退後は、柔道整復師の専門学校に通う傍ら高校野球臨時コーチ、社会人野球内野総合コーチに就任し、コーチングの勉強をしています。

学校や地域のご紹介


来年が創立150周年の歴史ある小学校。
明治8年に飯野村の昌庵院を仮校舎として開校し,来年で創立150年目を迎えます。
長い歴史を遡ると,大正4年に高等科を併設し「飯野尋常高等小学校」と改称,その後,昭和22年の学制改革により「飯野小学校」となり,平成15年には町村合併により南アルプス市が誕生したことで「南アルプス市立白根飯野小学校」として現在に至っています。
富士山が望める立派な校舎と広大な校庭、そして桃源郷の美しい自然と融合した四季折々の景観の中で、子どもたちが自分のよさや可能性を認識し,自己肯定感が高められるような教育活動を行っています。

実技と講話の授業


太陽が燦燦と照らし秋とは思えない気温の中、授業が始まりました。
石川さんの自己紹介のあと大きく広がって準備体操。
そしてすぐに野球の基本“投げる”“捕る”“打つ”という実技の授業にはいっていきます。
まずは“投げる”ことから。
子どもたちに用意してきてもらったスポーツタオルを使ってのシャドーピッチング。
タオルの握り方から始まり、腕の振り方、足の上げ方までわかりやすく説明し、最初戸惑っていた子どもたちも積極的に石川さんから指導を受け、どんどん上達していきます。
腕を思い切り振るとタオルがなびいてしまうので、一直線するためにはある力を入れ過ぎないことが重要とのアドバイスを、子どもたちは意識して実施しました。

2番目は“補球”について。
利き手と逆の手でキャッチする、そのためには手の位置はどこが最適か?と子供たちに質問しながら指導。
ボールと手がしかっり見える位置で捕ることが大事。
そして、次にボールが来るところを予測するために転がってくるボールを足で止めるという練習を行いました。
ボールが後ろにいったり、転がったり悪戦苦闘する子供たちもいましたが、みんな楽しそうに頑張っていました。

3番目は“打つ”
まずは石川先生のデモンストレーション。
綺麗なスイングからの大飛球に「お~~~~~!」「スゲ~~~!」の大歓声。
さすが元プロ野球選手です。

最初男の子たちが積極的にトスバッティングに挑戦し、全員がしっかりバットに当て前に飛ばしていました。
最後はほとんど初めてバットを振る女の子たちも全員チャレンジ。1球目当たらなかった人には、見ている子供たち全員大声で応援し「かっとばせ~○○!」という掛け声と石川先生の優しい指導でちゃんと前に飛ぶようになり、ヒット性の当たりを飛ばす子まで出てきました。

最後の質問コーナーでは、臆せず色々な質問がとんできました。
「いつ頃野球選手になりたいと思ったか?」という質問に対し石川さんは「小学校2年生でなりたいと思った。サインの練習もしていた。ただ、野球と水泳しかやらなかったので、色々なスポーツを経験できるみんなが羨ましい。」とお話されていました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

今よりもっと大きな夢を持ってください

自分が今思い描いている夢があると思いますが、これからはその夢より1ランク上の大きな夢を持ってください!
自分は子どものころから常に夢を持って、それに向かって努力して叶えてきました。甲子園に出る、そこでホームランを打つ、日本代表になる、社会人野球で日本一になる、プロ野球選手になる、全て叶えてきた。しかし、最後「絶対1軍で活躍するんだ」という目標をもってやっていなかったので、唯一叶えられなかったことが「1軍での活躍」でした。
周りの人に何を言われても関係ない、必ず大きな夢をもって生きていってください。そして、夢は叶うまで絶対あきらめないでください!

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