初志貫徹の夢追い人!元Jリーガー中払大介さんがスポーツ科の高校生へ熱い体育授業!
アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
10月24日、元Jリーガー・中払大介さんが、奈良県の大和広陵高校にアスリーチ!
スポーツ科の生徒に、サッカーの体育授業を行ました。
目次
訪問アスリートご紹介
中払大介さん、神奈川県出身。
小学生の時に静岡に移り、清水東高校からアビスパ福岡、京都パープルサンガでプレー。京都時代、2002年シーズンの天皇杯で優勝を果たしました。
引退後は福岡放送コメンテーターやJリーグ中継解説者として活躍をしています!
学校や地域のご紹介
奈良県西部、近鉄田原本線の箸尾駅から徒歩20分。田畑に囲まれた緑豊かなところに、大和広陵高校は位置しています。奈良県の県立高校では二校だけのスポーツ科設置校。今年のインターハイにはレスリングなどで出場したそう。
正面玄関に入ったところで、中払さんの足が止まります。過去の表彰展示にサッカー部が。奈良広陵高校、過去に全日本高校サッカー選手権に奈良県代表で出場したことがありました!中払さん、その事実にとてもうれしそうな様子です。今年のサッカー部は30名、訪問時、冬の全国選手権奈良予選のベスト8に残っていました!
実技と講話の授業
体育館に勢ぞろいした、高校1-3年生のスポーツ科の生徒たち。先生の挨拶に「おねがいしまっすっ!!」と、運動系らしい気合いの入ったご挨拶が響きます。
そして、先生から中払さんのご紹介には大きな拍手。
まずは自己紹介です。
小学生時代、テレビで見た清水FCの少年サッカーに憧れて親に「静岡でサッカーをしたい」と伝えて翌年静岡に引っ越しをするという、行動力とインパクトのあるエピソードに、生徒たちは一気に引き込まれます。
その後、先天的な膝疾患から中3の時に手術をしたこと、絶望しながら1歩また1歩とリハビリをしたこと。その積み重ねからJリーグへたどり着いた話。
スポーツを頑張る生徒たちにとって身近に感じられ、かつ為になる話が続き、前半の講話はあっという間に終了しました。
後半はグランドに出ての実技です。実技の時間の約束は「楽しくやること!」と伝えて、まだまだ暑い日差しの下、身体を動かし始めます。
ボールタッチを基本としたウォーミングアップ。
ボールをまたにはさんでパス!こちらは腹筋を使う全身運動です。
そして、サッカー以外ではなかなかやらないヘディングの練習。特に女子生徒は初めてのヘディング体験、みんなとても楽しそう。
少しずつ運動量が増えていきます。続いては向かい合ってダッシュ、ぶつかりそうなところをギリギリで交わす練習です。各所でぶつかりそうになり、大盛り上がり!
そこからボール回しを経て、シュート練習!サッカー部以外の生徒も楽しそうに思い切り蹴りこみます。
そして最後は、生徒選抜チーム対中払さん率いる先生チームのフルコートゲーム!運動部の高校生を相手にしても、見事なプレーで得点を決める中払さん。プロの凄さを体感する貴重な経験で、楽しい授業はあっという間に終わりの時間を迎えました。
アスリートから児童生徒へメッセージ
自分の夢・好きなこと・目標を探してください
自分は「清水でサッカーがやりたい」という夢が小学4年生の時に見つかり、以来、サッカーで活躍することがブレない目標であり続けました。結果、中学の時に膝を手術しても、高校生の時にJリーグのスカウトから「君はダメだ」と言われても、プロ入りしてすぐに大けがをしても、何の疑問もなく目標達成へ向けた努力ができました。
そうして今、引退した後も好きなサッカーに携わり続けることができています。
皆さんも「これに全てをかけられる!」というものを見つけて、全力で邁進してください。
授業のまとめ
サッカーをやりたいから「静岡に引っ越しをしたい!」と親に言い続け、清水に移り住んだことが転機になったという中払さん。強い意志を貫き通し、今でもサッカーの仕事で生き生きとしている姿は、スポーツを頑張る高校生へ強い刺激となってリーチしました。