プロ水泳コーチ・佐藤淳一さんの熱血指導!新紺屋小学校の子どもたちはついて来られる!?
アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
10月25日、プロ水泳コーチ・佐藤淳一さんが甲府市の新紺屋小学校にアスリーチ!
まずはやってみる!チャレンジしないと始まらない!!
目次
訪問アスリートご紹介
佐藤淳一さん。
中学生の頃からコーチングに興味を抱き、大学在学中より水泳指導を開始。根本的に水泳や運動、スポーツを学術的な観点から学ぶため、日本大学大学院博士前期課程に進学。その後、国立スポーツ科学センター(JISS)との連携大学院である鹿屋体育大学大学院博士後期課程に進む。
2009年より、北京オリンピック銅メダリストの佐藤久佳(当時ミキハウス)の指導を開始。パラアスリート選手の指導も並行して行い、アジア大会での金メダル獲得をはじめ、世界選手権銀メダル、世界新記録樹立、2020年東京パラリンピックに選手を輩出した指導実績を持つ。
学校や地域のご紹介
甲府駅北口から武田通りを北上して徒歩5分。
新紺屋地区は、古くから甲府の城下町として地名が今に残っています。
新紺屋小学校は、創立150年を超える歴史ある小学校です。卒業生も地区内に多く在住され、愛校心がとても強く常に学校への協力をしていただいています。平成17年3月には、新しい校門が設置されましたが、激動の昭和を経た旧門柱は、校庭の片隅に置かれ時の流れを今に伝えています。
実技と講話の授業
日直の授業開始の挨拶から準備体操が終わるとすぐに実技に入っていきます。
まずは成長過程で一番重要になってくる股関節と肩甲骨を鍛えるための“スキップ”から。
普通のスキップだけでなく、腕を回す、後ろ向き、横向き、など全5種目。
次に足をクロスしながらのサイドステップや四つ足歩行、腕立て歩行、手押し車、など全部で10種目以上をチャレンジしました。
途中、経験のない種目が出てくると「ムリー!」「終わったぁ!」など弱音を言っていた子どもたちもちらほら、しかし頑張ってトライしていくうちにどんどんできるようになって満足そうな笑顔が見えました。
佐藤先生からのハードなメニューを頑張って1時間目が終了。
休憩後、今度は縄跳び、ボールを使ってのトレーニングです。
2人1組になり、両手で胸からスローイング、サイドからのスローイング、頭の後ろからのスローイング、身体をひねりながらスローイング、とどんどん難しくなっていき、上手くできない子供たちが多くなってきましたが、何度もトライし続けてどうにかやりきりました。
最後は体育館の両端まで離れての遠投で締めくくりました。
水泳に役立つということだけではなく、これからの成長過程において股関節や肩甲骨の可動域を広くすることがどれだけ重要か、ただ腕でボールを投げるのではなく、身体のどの部分を意識し使って投げることが良いのか、考えることの大切さ、チャレンジすることの大切さを知ることができました。
アスリートから児童生徒へメッセージ
まず何よりチャレンジする!
ペア種目では「自分がされたらどうだろう」と常に相手のことを考えて思いやりをもって行動してあげることが大事。できなくてもまずはやってみる!チャレンジすることが大切です。
授業のまとめ
校長先生が仰っていましたが、子供たちの体力が低下してきているといわれているこの時代、いかに楽しく飽きずに運動を行えるか。今日の佐藤先生の授業では、テンポ良く、的確に、わかりやすく、そしてときには厳しく接することで、一番恥ずかしい年頃の子どもたちも、最後まで一人もやめてしまうことなくトライし続けてくれました。
「ナイスチャレンジ!!」