現役車いすラグビー･池崎大輔選手による、【挑戦】【思いやり】【感謝】が学べた車いす体験授業！

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
今回は、2020東京パラリンピック銅メダリストの池崎大輔さんが、大阪府吹田市立第六中学校にアスリーチ！
熱い講演から試合体験まで車椅子ラグビーを余すところなく体験する特別授業となりました！

訪問アスリートご紹介

池崎大輔さん。北海道函館市出身。2016リオパラリンピック、2020東京パラリンピック2大会連続銅メダリストの池崎大輔さん。
日本が誇るスピードスターで、団体競技として日本勢第１号2024パリパラリンピック出場権獲得に貢献されました。

学校や地域のご紹介

2023年で54年目を迎える吹田市立第六中学校は、吹田で6番目に歴史を誇る学校です。吹田市はアサヒビール発祥の地や日本万国博覧会の開催地でもあります。

実技と講話の授業

中学２年生5クラス総勢180名に拍手で迎えられた池崎さん。
授業の前半は講演を行いました。
ご自身の生い立ちから車椅子ラグビーに出会うまでを話しながら、生徒の皆さんにポイントを押さえながらお話頂きました。
【壁があっても乗り越えられる強い力を持ってください。】
【小さいころから周りの友達に支えられて不自由のない生活が出来ました。皆さんも支える気持ちを持ってください。】
【そして、支えてくれるみんなに感謝の気持ちを忘れない事】
熱く語る池崎さんの講演を、生徒たちも真剣に聞き入っておりました。

講演も終盤に差し掛かり、車椅子ラグビーのルールやラグ車の紹介に移りました。
生徒たちは事前に勉強をしていたとの事でしたが、実際に本物を見ると傷だらけのラグ車をみて緊張している様子。
その緊張を吹き飛ばす様に、「今から先生にタックルしてみるので見ていてください！」
後方の生徒は立ち上がって見る程の新しい事への興味が伺えました。

「ドォーーン！！」すごい勢いと音に、生徒だけでなく先生からも歓声が沸き上がりました！

「それでは皆さん実際に乗ってみましょう。」興奮冷めやらぬ状態で順番に実技に移ります。
ラグ車に乗り降りするときは毎回誰かが後ろで支えてくれています。感謝を忘れない様に。

実技の時間は１チーム８名で５分程度。最初の１分で操作に慣れて、残りの４分で４対４の本格的な試合の体験をして頂きました！
慣れない車椅子に戸惑う生徒への緊張をほぐす様に、池崎さんのタックルが突き刺さります！中にはタックルが来るとわかると、「きゃー！」と良いリアクションを取ってくれる生徒もいらっしゃいました！

操作に慣れたら試合開始！

池崎さんに緊張をほぐして貰った事もありみんな積極的なプレー！
試合はスピーディーで初めてラグ車に乗ったとは思えない位の操作の上手さ！
観戦していた生徒たちも、息を飲む展開に熱を帯びます。

試合後はいつもの感謝のタックル！池崎さんが最初の講演でお話されていたポイントが、車椅子ラグビーを通して伝わってきます。

アスリートから児童生徒へメッセージ

とにかくやってみる！失敗を恐れずにすぐ挑戦してください

新しい事に挑戦するとき、頭で考えてしまうと動きが遅くなったり諦めてしまう。それではチャンスが逃げてしまいます。やろうと思ったらすぐ挑戦する事！やる事に意味がある。
その時は成功しても、失敗しても、どちらの経験もそれはあなたの糧になります。大人になった時に生きてきます。失敗を恐れず何にでも挑戦してください！！

授業のまとめ

自己紹介から車椅子ラグビーの紹介、実技の時でも常に池崎さんが伝えたかった事が盛り込まれた内容となっており、生徒の皆さんに思いがリーチした素敵な授業となりました。