“今を生きる!“パリ五輪を目指すフェンサー木村毬乃さんによるフェンシング体験授業!

“今を生きる!“パリ五輪を目指すフェンサー木村毬乃さんによるフェンシング体験授業!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
10月24日、ワールドカップに多数出場経験があり、パリオリンピック出場を目指す木村毬乃さんが、山梨県立富士北稜高等学校にアスリーチ!
フェンシング体験と今を生きる大切さを伝える特別授業を行いました。
東京オリンピックの試合をテレビで見たことはあったけど、ほとんどの生徒は実際のフェンシングは見たことがないので、初めての体験に興味津々で授業に取り組んでいました。
終始笑顔で授業を行う木村さんの空気感で、とてもあたたかい雰囲気の授業になっていました。

訪問アスリートご紹介


木村毬乃さん。滋賀県大津市出身。両親だけではなく、叔父・叔母もフェンシング選手のフェンシング一家に生まれ、高校生から本格的にフェンシングを始める。世界大会通算60戦に出場し、“オリンピックでメダルを取る”という夢に向かっている現役選手です。

学校や地域のご紹介


山梨県の富士山駅から徒歩10分ほどの距離にある富士北稜高校。生徒たちの下駄箱がある玄関の正面に富士山の雄大な姿がありました。

2004年創立の新しい高校で、とてもきれいな校舎が印象的で、体育館の窓からも、まるで絵画のように富士山が綺麗に見えていました。

実技と講話の授業

体育館に集まった1年3組と4組の生徒たちは花道と拍手で木村さんを迎え入れて授業がスタートしました。

前半は講話の時間です。
「フェンシング知っている人?」「試合を見たことある人いる?」生徒たちへ質問を混ぜながらご自身の経歴を話す木村さん。小さい頃からフェンシングが身近にある環境だったけれど、フェンシングの練習体制が整っている高校に入るまでは他のスポーツをしていたそうですが、子供のことからの夢はずっと“フェンシングでオリンピックのメダルを取る”こと。そして高校生から本格的にフェンシングを始めて多くの世界大会に出たことなど、ちょうど同じ高校生の生徒たちは木村さんの話を自分たちの話として真剣に聞いていました。

そして実技の授業に入ります。
フェンシングの独特な構え、足や手の動きなどひとつひとつ体験してもらいます。

体を動かした後に、実際のフェンシングの道具にも触れさせてもらいました。全員が触れるのは初めて、ということで、みなさん興味津々でした。
授業の後半では「フェンシングの試合形式の体験したい人?」という木村さんからの問いかけに手を挙げた生徒たちによる、道具を付けての体験を行いました。

生徒から木村さんへ打ち込みをした後、木村さんの打ち込みも体験します。「早い!」「怖い!」「見えない!」など、体験した生徒から声が上がっていましたが、みなさんとても楽しそうにしていて、体験者には大きな拍手が送られました。

そして先生の体験も行います!生徒たちから大きな声援が送られる中、先生は木村さんに果敢にアタックしていました。
最後に“今を生きる!”を大切にしている木村さんのお話があり、あっという間の特別授業が終了しました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

今を全力で生きよう!

10年以上フェンシングをやってきて、悩んだり苦しい時期はあったけれど、今は自分を信じてチャレンジできています。それは“今を精一杯全力で生きる”ことにしたからです。そうすれば過去にとらわれることもなく、未来に左右されることもありません。これが悔いのない生き方になると私は思います。

自分しっかり選択しよう

自分の人生だから、自分でしっかり選択して行動してください。物事に対して自分の心と向き合って考えて、自分で決めて選択をしていってください。それを続けていればきっとなりたい自分になれます。

授業のまとめ


高校一年生、様々なことに興味があり、自分で様々な選択を始めている年代だからこそ、木村さんの話を自分事として受け止めていたようです。終始笑顔で元気に話す木村さんの言葉が生徒たちの心にリーチしていました!

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