夢を持つことの大切さを伝える!元プロ野球・米野智人さんの体育授業
アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
10月24日、ヤクルト・西武・日本ハムで活躍された元プロ野球選手・米野智人さんが、大阪府堺市立原山ひかり小学校にアスリーチ!
挑戦することの大切さや、ボールの投げ方を中心に、野球が苦手な子でも楽しめるような体育授業を行ました。
広々とした校庭に集まった6年生たち終始沢山の笑顔があふれる授業になりました。
目次
訪問アスリートご紹介
米野智人さん。北海道出身。
北照高校からヤクルトスワローズに入団。その後、西武、地元日本ハムで活躍。
元々キャッチャーでしたが持ち前の打撃と運動能力を生かして内野手外野手でも出場。
類稀な運動神経で17年間プロでプレーをしたアスリートです。
学校や地域のご紹介
栂・美木多駅から徒歩で約10分ほどのところにある堺市立原山ひかり小学校。
原山台小学校、原山台東小学校が併合し、今の名前に。2020年に新校舎も完成し、とてもきれいで広々とした学校でした。
実技と講話の授業
快晴の中グランドに集まった、6年生の児童たち。拍手で迎えられた米野さん。授業冒頭20分は講話の時間。なかなか聞けないプロ野球選手の話に子供たちは興味深々!米野さんのフランクで優しい語りかけで、児童のみんなとはすぐに打ち解けていたように見えました。
みんなに夢はありますかと問いかけた米野さん。児童たちからは、医者、キックボクサー、美容師など様々な夢が聞こえてきました。米野さんは夢を持つことが大事。その夢のためにどんどんチャレンジしてみてくださいとメッセージを送っていました。そしてこれからやる実技に時間も苦手でも、できなくてもチャレンジしてみようと実技授業に移りました。
準備体操を終えると二人一組で大きめのボールをキャッチボール。ボールをうまく投げるコツとして、地面から力をもらい、ボールに伝えてあげること。児童のみんなは言われたコツを意識しながらキャッチボールをしてみると、いいボールをたくさん投げ込んでいる様子が見れました。キャッチボールの後は投げ野球の試合へ。バットは使わないこの投げ野球。
攻撃側は守備のいないところへ投げる。アウトーとコールされた時点で何塁にいるかで得点となる。守備側はノーバウンドだろうがワンバウンドだろうが守備のみんながボールを取った人の後ろに整列しアウトー!とみんなでコール。というのがルール。
試合が始まるとどこに投げれば大量得点が入りやすいか。どこを守れば得点を許さず守れるか。体だけでなく頭も使って児童たちは試合を行っていました。男子も女子も楽しめるようなゲームで、ホームランも飛び出すような白熱した試合でした。最後は米野さんの遠投の披露。約60メートルを軽々遠投し大歓声中で授業を終えました。
アスリートから児童生徒へメッセージ
成功より成長
今は成功しなくていい。プロ野球選手も10回打席に立って3回打てば一流選手。7回は失敗してる。だからたくさん失敗をしてください。失敗しているということはチャレンジしている証拠。なので沢山チャレンジして、失敗してください。
授業のまとめ
授業終了後サプライズの教室訪問。サイン会が開かれました。ランドセルにサインをもらう児童も。沢山の笑顔があふれていました。児童たちは授業も体操着を汚すぐらい全力プレーで意欲的に授業に参加してくれました。米野さんとはまるで友達のように打ち解けていました。2時間という短い時間でしたが明るく笑顔があふれる時間でした。