体育館中に響き渡る元気一杯の「いぇ〜い!」!失敗を恐れず挑戦することの大切さを伝える大島杏子さんの体操授業

体育館中に響き渡る元気一杯の「いぇ〜い!」!失敗を恐れず挑戦することの大切さを伝える大島杏子さんの体操授業

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
10月26日、体操競技で五輪2大会出場・大島さんが、奈良県平群町の平群北小学校にアスリーチ!
跳び箱・マット運動の体育授業を行いました。

今回参加してくれたのは2年生のみなさん。元気いっぱいの号令で授業がスタートすると
終始、笑顔と元気にあふれた授業となりました。

訪問アスリートご紹介


大島杏子さん。東京都出身。
体操競技でアテネ五輪・北京五輪に出場。
日本女子最多記録となる通算8度の世界選手権に出場。長きにわたり日本女子体操界を牽引してきました。

学校や地域のご紹介


奈良県西北部に位置する生駒郡・平群町にある、平群北小学校。西には生駒山地・信貴山、東は矢田丘陵に囲まれた山間の部に位置する、自然豊かで空気の澄んだ小学校です。

実技と講話の授業


簡単な自己紹介をして、スライドを見せながら「体操とは?」「体操競技とは?」「運動することの大切さ」を説明。その中で、小学生、中学生、高校生、の各期間で運動機能の発達の旬の時期を説明し、「運動することの大切さ」を伝え、実技へ。

実技に入る前に大島さんから
「「できない」「無理」「えぇ〜」(ネガティブなこと)などの言葉は使わない」「みんなで協力して教え合う」「楽しむ」「無理をしない」と約束ごとを話し、ウォーミングアップへ。

舞台上で見本を見せながら、準備体操をすすめ柔軟体操になり、ネガティブな発言が出そうになるとみんなで元気よく「いぇ〜い!」と活気にあふれた声が!
ヒの字で転がって戻ってくる・立ち上がる運動などすると身体もどんどん温まっていきます。

ウォーミングアップを終えると、次は跳び箱を使った実技へ。
床に手をついて足を引き付けるトレーニングやジャンプをして跳び箱の上に立つ・座る等、「開脚跳び」を成功させるコツを話ながら進めていきます。

次にマット運動の実技へ。
ウォーミングアップでやった「ヒの字」の運動や「手をついたらマットをみる」等、前転・後転・側転のコツを実際に大島さんが実演して伝えていました。

終盤になると、大島さんより「みんなの前でやってくれる人!」ということで、各列に並んだ児童に募ると、前転・側転等発表をしてくれる児童がたくさんいました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

一生懸命に取り組むこと

やりたいこと以外にも苦手なことも一生懸命取り組んでほしい。そうすればやりたいことにも、もっと一生懸命に取り組めるはず。

無理・できないを言わない

できないことや、失敗することは恥ずかしいことじゃない。できなかったとき、失敗したときに、「なんでできなかったのかなぁ」と考えて次に臨むことが大事。
失敗をおそれずに挑戦をしてほしい。

授業のまとめ


最後に、大島さんよりバク宙を披露した大島さん。大歓声で盛り上がりました。
「「できない」「無理」「えぇ〜」(ネガティブなこと)などの言葉は使わない」との言葉で児童からも自然とポジティブな発言が元気いっぱい体育館中に響く、授業となりました。

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