みんなが主役!バレーボールを楽しみ、褒め合い、助け合う、仲間愛を感じる授業!

みんなが主役!バレーボールを楽しみ、褒め合い、助け合う、仲間愛を感じる授業!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
10月26日、バレーボール元日本代表・佐藤あり紗さんが、大阪市立豊崎中学校にアスリーチ!
体の動かし方・バレーボールの実技の体育授業を行ました。

主任の先生から、「ちょっと体力は無いかもしれません。。。」と聞いていましたが、そこは元気でカバー!みんなで声を出し、褒め合い、助け合い、全体が家族のような授業となりました!

訪問アスリートご紹介


佐藤あり紗さん。宮城県仙台市出身。
バレーボール元日本代表・リベロとして活躍。数々の賞を受賞。
2023年3月に現役を引退し、現在はバレーボール教室や講演会、解説やイベント出演など幅広く活動。

学校や地域のご紹介


谷町線・天神橋筋六丁目駅より徒歩10分程の場所にある大阪市立豊崎中学校。今年で73年目を迎えます。

実技と講話の授業


今回参加したのは1年生2クラス約60名。まだバレーボール自体、体育でも行っていないとのこと。佐藤さんのプレイ映像を見終わり、早速トレーニング!

アップとして、「奇数偶数ジャンケン」、「二人一組ジャンケン追いかけっこ」、「ビンゴ」と続きます。

「ビンゴ」は、2チームに分かれ、床にビブスを9枚置き、そこにマーカーを並べ先に揃った方が勝ち!というゲーム。ただのゲームでは無く、いかに速く動き、考え、揃えるか?という瞬発系の要素と状況判断が必要。また、チーム分けしているので、他のメンバーのアドバイスも必要。バレーボールはチームスポーツなので、そういった「チームビルディング」をするための立派なトレーニング。佐藤さんからもゲキが飛び、生徒達も大きな声を出しながら自チームを応援します。

次は二人一組のレシーブ練習!ここで、佐藤さん。ある男子生徒に目が留まります。その生徒は女子生徒とペアでしたが、「いいよ!いいよ!その調子!」と一人、声を張り上げます。「みんなもペアの人の応援もしてね!チームスポーツだから、そういった雰囲気が大事!みんなで作っていこう!」と。その後は、どのペアも本当に元気よく楽しそうに練習するようになり、体育館中に生徒達の声が響き渡りました!

「オーバーパス」や「スパイク」の練習、スパイク前の助走ジャンプの練習と続き、今日一日で、みんな見違えるように上手になりました。

最後、集合し、「何か質問や、聞きたいことある?」と佐藤さん。一人の男子生徒が、「今日誕生日です!」と。佐藤さんの一声で、全員でHappy Birthdayを歌い、とても温かい雰囲気のまま授業は終了しました!

アスリートから児童生徒へメッセージ

やりたいことを見つけたら何でもやる。口に出すことが大事!

口に、声に出すことが目標達成の近道。協力してくれる人が増えてきます。

選択肢を増やすこと。

一つのプレイだけではなく、他のやり方も考えておくこと。スポーツだけじゃなく、一つに捉われず、考え方も柔軟にしておいた方が何かあった時にも役に立ちます。

授業のまとめ


レシーブ練習の際の声を出していた生徒のお陰で雰囲気が一気にガラッと変わり、そこから生徒達の笑顔が溢れていきました。「写真も撮るからみんなアピールしてね!」の佐藤さんの一言で、男子も女子も構えているカメラにどんどん寄ってきました!
学校にバレー部が無い、とのことですが、今日の授業でバレーボールの楽しさは生徒たちに確実にリーチしていました!

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