来週はマラソン大会!箱根駅伝の元監督・平塚潤さんによる走り方教室

来週はマラソン大会!箱根駅伝の元監督・平塚潤さんによる走り方教室

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
11月2日、今回はアジア大会陸上競技10000m銀メダリスト平塚潤さんが、長野県飯田市立千代小学校にアスリーチ!走り方の授業を行いました。

訪問アスリートご紹介

茨城県出身の平塚潤さんは、高校一年生から陸上競技をはじめ、日本体育大学では箱根駅伝で活躍。1993年の世界陸上10000mで日本代表となり、1994年にはアジア大会で銀メダルを獲得しました。2001年から2009年まで城西大学の監督を務め、チームを箱根駅伝出場へと導いています。現在は、城西大学経営学部准教授をされています。

学校や地域のご紹介

飯田市立千代小学校は長野県飯田市にある創立150周年を迎える歴史ある小学校です。
周りには川下りや温泉で有名な天竜峡やりんご農園など自然豊かな環境でした。

実技と講話の授業

3限目のチャイムが鳴ると緊張した面持ちの生徒さんたちが体育館に集合します。
3年生から6年生までの合計22名。

早速、「陸上競技人生と私」というタイトルで平塚さんの講話がはじまります。
平塚さんのスポーツ人生の始まりは中学校の野球部。レギュラーでバリバリ活躍!と思いきや実は補欠だったとのこと。

高校に入る際に恩師の先生に陸上競技を勧められ茨城県で一番強い陸上部を選んで進学します。しかし高校までの道のりはコンビニもない・電車も通っていない、バスは1時間に2本で毎日20㎞の距離を自転車で通っていたそうです。

そこで体力も培われ、練習を重ねた結果、高校長距離NO.1に輝きます。

また、プロとなってオリンピックを目指したお話では予選で惜しくも1秒差で代表の座を逃し、一晩中ホテルで泣いたそうです。
生徒さんたちは平塚さんのお話に一生懸命耳を傾けていました。

講義の最後に平塚さんがアジア大会で獲得した銀メダルを生徒さんたちの首にかけてくださいました。初めての本物のメダルに、想像していたより重かった!軽かった!と生徒さんたちは大興奮でした。

さぁ4限目はいよいよ実技です。しっかり準備運動から。

スキップ・腕を回しながら・もも上げ・かかとをおしりにつけて走るなどさまざまなドリルを通しながら生徒さんたちは正しい走り方を身につけていきます。

「苦しくなってくるとどうしても前傾姿勢になってくるけども、肺をしっかり開くイメージで!肘を後ろに引く推進力で前に進むんだよ」と、授業の中では来週のマラソン大会に向けた平塚さんからのアドバイスもありました。

最後は校庭1周ダッシュ→インターバル1分30秒を5セット!

「今日ここで心拍をあげておくと身体がそれに対応するからマラソン大会の日は楽になるよ」と平塚さんのゲキが飛びます。
生徒さんたちは教えてもらった走り方のコツを意識しながら一生懸命走ります。
いや、これはキツイ・・・!
さすがの生徒さんたちも終わった後はヘトヘトになっていました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

人よりも努力をする

まずは小さなことでもいいので夢を持ちましょう。そして人よりも努力をします。
その積み重ねが大事です。
結果は1位じゃなくても自分を超えられればいいんですよ。

授業のまとめ

平塚さんの周りには授業中、合間休憩中などずっと生徒さんが集まってお話をされていました。
授業での熱いメッセージは生徒さんたちにしっかりとリーチしていたと思います。マラソン大会ではきっと生徒さんたちそれぞれのベストが出せると思います!

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