レスリング ロンドン五輪金メダリストの小原日登美さん、江川小学校のみんなとガチ勝負!?

レスリング ロンドン五輪金メダリストの小原日登美さん、江川小学校のみんなとガチ勝負!?

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
11月22日、レスリング ロンドン五輪金メダリストの小原日登美さんが福島県の下郷村立江川小学校にアスリーチ!

訪問アスリートご紹介

青森県八戸市出身。2012年ロンドン五輪・女子レスリング48kg級・金メダリストであり、現役陸上自衛官。レスリングの主な戦績は1999年全日本選手権初優勝、2000年世界選手権優勝、2001~2002年世界選手権優勝、2005~2008年世界選手権4連覇、2010~2011年世界選手権優勝。世界選手権通算8度優勝。2012年ロンドン五輪優勝。

学校や地域のご紹介

江川小学校は福島県会津地方南部の下郷町に位置し、周囲に那須山系などの山々、町のほぼ中央を阿賀川(大川)が流れ、国指定天然記念物「塔のへつり」に代表される雄大な渓谷、国指定伝統的建造物群である大内宿等、周囲を豊かな自然と歴史で囲まれた学校です。

教育目標である「地域の未来を切り拓く 自立した児童の育成 ー自ら学び ともに輝く江川っ子ー」を目指し、今年度は特に「考える」「協力」「感謝」を合い言葉に「チーム江川」一丸となって,子どもたちと保護者、教職員の笑顔あふれる学校づくりを地域の皆様と共に取り組んでいます。

実技と講話の授業

湯野上温泉駅を降りた瞬間から江川小学校に着くまでの約10分、景色と空気に感動しっぱなしでした。

学校に着くと教頭先生に迎えられ校長室へ。そして体育館に移動して1時間目の講義がスタート。
子どもたちにとってレスリングは未知の世界でありながら興味津々。

スライドを使って、小原さんのレスリングに出会うまで、夢を持った瞬間の話、金メダルを獲るまでの挫折や葛藤、「最後まで諦めなかった人が勝つんだ!」というお父様の教えを胸に頑張り続けてきたことなど、とてもわかりやすく説明してくれました。

小原さん、子どもたちは金メダルを獲ったロンドン五輪の年に生まれたことを知ってびっくり!
実はロンドン五輪のときの虎のジャージは、選手のあいだでは大不評だった。
最後に、本物の金メダルを見てみんな大興奮でした。

講義が終わり、みんなでマットを準備し実技授業がスタート。
前屈や股関節を使った準備運動から始まり、そのあとレスリングで大切な四股踏み、腰を落としてからの全力ジャンプ、四つ足歩行などなど、子どもたちは悲鳴をあげながら頑張りました。

休憩をはさんで、二人一組になってゲーム形式でのレスリング体験がスタート。みんな笑いながらも初めての“レスリング”に真剣に向き合っていました。

最後は「足腰痛い~」と言いながら、清々しい笑顔で終了。
授業終了後にはサイン会がはじまりました。
小原さんが「こんなところに書いて、お母さんに怒られない~?」と心配していましたが、子どもたちはおかまいなしでした(笑)。

アスリートから児童生徒へメッセージ

「継続は力なり」

好きなことを見つけて失敗を恐れずチャレンジし継続してみる。
諦めたらそこで終わり。
そのときできることをコツコツやり続ければ、必ず最後には自分の力になる。

授業のまとめ

江川小学校のみんなは夢や目標をしっかりと持っていて素晴らしかった。
全員真剣に取り組んでくれて、授業を進めていくうちにどんどんレスリングという競技に入り込み、途中普通にレスリングの試合のような動きになっていった。

最後には全員写真のようにかっこよくレスリングのファイティングポーズをとってくれました。
帰り際、小原さんが「近くにレスリング道場があればもっと楽しんでもらえるはず」とおっしゃっていました。

この記事をシェアする