城西大学を箱根駅伝へ導いた走りの伝道師による、速く走る為の動きづくりや持久力を高めるトレーニング法を学ぶ授業!

城西大学を箱根駅伝へ導いた走りの伝道師による、速く走る為の動きづくりや持久力を高めるトレーニング法を学ぶ授業!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
今回はアジア大会陸上競技10000m銀メダリスト平塚潤さんが、阿南町立富草小学校にアスリーチ!
長距離を走る際の大切なことを学ぶ楽しい授業を行いました。

訪問アスリートご紹介

平塚潤さん。茨城県出身。高校一年生から陸上競技をはじめ、日本体育大学では箱根駅伝で活躍。1993年世界陸上10000m日本代表。1994年アジア大会銀メダル。2001年から2009年まで城西大学の監督を務め、チームを箱根駅伝出場へと導く。現在は、城西大学経営学部准教授として教壇に立つ傍ら、イベントやラインニングクラブで市民のランナーの指導を行っていらっしゃいます。

学校や地域のご紹介

2023年で150周年と歴史の長い富草小学校。南信州にある自然豊かな山間の学校に通う児童達は元気いっぱいです。
阿南町の特産品はアマゴ・シイタケ・鈴ヶ沢なす・お茶と山の恵みがたくさんあります。
また、伝統芸能やお祭りも多数受け継がれているイベントごとが多い地域でもあります。

講演と実技について

校長先生に紹介されて富草小学校全校生徒に迎えられる平塚さん。
授業の前半は自己紹介から講話まで25分程度の、実技時間を多めに取った授業となりました。
ご自身の生い立ちから陸上競技に出会い、どの様に取り組んできたかをお話頂きました。
児童達もスライドを見ながら姿勢良く講話を聴いておりました。

「人生には転機がある。何かのきっかけで人は変われます。自分もここまで来れるとは思っていなかった。何か好きなことを見つけて、集中することが大事です」と平塚さんが熱く講話されている所が印象的でした。

ここでメダルが登場!平塚さんより首に掛けてもらった生徒は誇らしい笑顔になり、周りで見ていた生徒は「おぉー!」とテンションが上がっておりました。

後半は実技の授業です。全校生徒が平塚さんから、長距離を走るときの持久力がアップする秘密の特訓を教わりました。マラソン大会が目前に控えているので、全校生徒のやる気が最高潮に高まった瞬間でした!

まずはストレッチ。見たことのない格好のストレッチに戸惑いながらも期待が隠せない生徒たち。先生も参加されましたが、初めての格好に「こんなストレッチ知らない!」と驚いていらっしゃいました。

ストレッチの次は軽くランニング。ここでも腕を回したり体をほぐしながらアップしていきます。

まだまだウォーミングアップ。次は1年生から順番に、足を上げる、足を引く、腕を振る、それぞれの細かい部分を意識して走り込みます。

今までウォーミングアップでやって来たことを意識しながら、全力でグランド2週を3セット!
全校生徒プラス先生も参加して一斉にスタート!晴れた天気の中で全校生徒が一つになれた瞬間でした。

「いつもより速く走れた気がした!」と言っている生徒もいらっしゃいました。みんな持久走大会がんばれ!!

アスリートから児童へのメッセージ

夢は手繰り寄せられる。今の自分を超えられる様にチャレンジして下さい!

自分がどうなりたいかイメージしてそれに向かってずっと続けていくこと。
みんなには可能性がある!続けることで才能が開くことがあります。この話がそのきっかけになったらうれしいです。

まとめ

平塚さんの人柄の良さがわかる話し方で、生徒達は低学年も含めて落ち着いて授業が受けられている印象でした。
講話では「何かのきっかけで人は変われる、継続することが大事」とお話し頂き、実技では「持久力が高まる走り方(疲れない姿勢)」を教わりました。
空気の澄み渡った富草小学校のグランドで、平塚さんの心と体の指導が全校生徒にリーチしたすばらしい授業となりました。

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