元全日本・吉田真未さんによる夢と努力を伝えるバレーボール教室

元全日本・吉田真未さんによる夢と努力を伝えるバレーボール教室

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
11月8日、バレーボール元全日本の吉田真未さんが、山形県酒田市の八幡小学校にアスリーチ!
バレーボール教室を行いました!

訪問アスリートご紹介

吉田真未さん。
日本の元女子バレーボール選手。
小学校2年生よりバレーボールを始め、博多女子高校を経てパイオニアレッドウィングス入団。翌年、プレミアリーグシーズン中盤からリベロのレギュラーに定着。
2013年4月、全日本女子メンバーに初選出され、同年、国際大会デビューを果たした。
チーム主将も務め、2014年5月のパイオニア廃部に伴い現役を引退。
現在は山形県でスポーツ教室の開催など後進の育成を行っている

学校や地域のご紹介

酒田市立八幡小学校は山形県酒田市にある小学校。
八幡小学校は、「玉簾(たますだれ)の滝」が学区内にあるなど、美しい田園風景の中にある小学校です。

玉簾の滝は、およそ1,200年前、弘法大師が発見し、命名したとされる山形県随一の直瀑です。杉の大木に囲まれ、マイナスイオンにあふれており、寒さが厳しい季節には、氷瀑となります。

実技と講話の授業

今回の授業は給食の後の5.6限目。お昼休みにはすでに生徒さんたちは体育館でバレーボールをしていました。授業への期待が高まります!

この日の生徒さんたちは6年生20人です。
先生の紹介で吉田さんの授業が始まります。

「皆さんは夢はありますか?」
と吉田さんが生徒さんたちへ質問します。

生徒さんたちは助産師さん、バナナ農園・・・とさまざまな夢を語ってくれました。

吉田さんの夢はもちろんバレーボール選手でした。
その夢を持ったキッカケは、今回のアスリーチと同じように元日本代表の選手の授業を受けたことから!その授業がとても楽しくて、その後の将来の夢の欄にはずっと「バレーボール選手」と書いていたそうです。

みんなも今日の授業をキッカケに夢を見つけてその夢に向かってくださいね!と早速メッセージが伝えられます。

軽く体育館の中を何周かして準備運動をしたら早速ゲームが始まります。

まずは「言うこと一緒!やること一緒!」と吉田さんが「右」と言ったら右へジャンプ、「後ろ」と言ったら後ろへジャンプします。
生徒さんたちは「簡単、簡単」と軽々とこなしていきます。

ですが、吉田さんが今度はこんなことを・・

「言うこと一緒!やること反対!」

「右」と言われたら「左」へジャンプ、「後ろ」と言われたら「前」へジャンプ。
だんだん頭が混乱してきた生徒さん。

そしていよいよボールを使った実技です。
まずはアンダーパスとオーバーパス。

ボコボコした壁にボールを当てるとボールがどこ行くのか分からなくなるよね?
平たい壁にボールを当てるとまっすぐボールが返ってくるのと同じように、自分の腕をまな板のように平たくしてボールを当てるんだよと吉田さんからアンダーパスのコツが伝授されます。

そしてみんながお待ちかねのスパイク練習!
まずは吉田さんのお手本スパイク。
受けてみたい男子生徒たちが長蛇の列を作って果敢に挑戦していました。

お手本を見たら腕の形・歩き方をしっかり習っていざ実践。
吉田さんのアドバイスを受けながらメキメキと上達していく生徒さんたち。

最後は男女混合で試合形式。
今まで習ったことを復習しながら生徒さんたちは歓声を上げながら笑顔で取り組んでいました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

挫折はより頑張れるチャンス!

私はバレーボールを小さなころから続けてきましたがやめたいなと思ったことは一度もありません。もちろん挫折もありました。でももっと上手くなりたい気持ちの方が大きくて、より頑張ろうって思えるんです。人よりたくさん努力したことが自信につながります。

授業のまとめ

吉田さんも生徒さんたちも笑顔のあふれる授業となりました。
夢をもつこと、努力することの大切さが詰まった熱いメッセージはしっかりと生徒さんたちの心へリーチしていたと思います。

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