相手のことを思いやるプレーをしよう!19回日本一に輝いた元Vリーガー大山未希さんによるバレーボール授業

相手のことを思いやるプレーをしよう!19回日本一に輝いた元Vリーガー大山未希さんによるバレーボール授業

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
11月13日、元インドアバレーボール・元プロビーチバレー選手の大山未希さんが、静岡県富士市立富士見台小学校にアスリーチ!

実施日の頃は急な冷え込みがあり、体調不良で欠席の児童が多く、念のため全員でマスクをつけての授業でしたが、参加した児童たちはマスクの下の笑顔が見えるくらい、楽しそうにめいっぱい体を動かした授業となりました!

訪問アスリートご紹介

大山未希さん。”パワフルカナ”と呼ばれた大山加奈さんの妹。小学校5年生の時に全日本バレーボール小学生大会(ライオンカップ)で優勝し全国制覇してから、中学、高校そしてVリーグなどで通算19回の日本一を経験している。現在はバレーボールの普及活動をしています。

学校や地域のご紹介

静岡県富士市にある富士見台小学校。富士山の南に位置しており、学校の目の前には雄大な富士山があるのですが、実施日は残念ながら悪天候でその姿を見ることはできませんでした。

その代わり玄関入口でマスコットキャラクターのスマイリー君がお迎えしてくれました!

実技と講話の授業

体育館に集まった児童全員の「大山未希さんお願いします!」の声がけで登場した大山さん。
みんなでしっかり礼をしてから授業のスタートです。
自己紹介の後に「まずは先生に私のボールを受けてもらおうかな!」という大山さんの言葉に児童から歓声が上がります。

まずは70%くらいでいきますよ!というボールに果敢にいどむ先生。次の先生は90%のボールです!

頑張ってレシーブした先生にみんなから拍手がおくられました!
その後に児童たちも挑戦します。

チャレンジした児童にも大きな拍手が送られました!
次に全員で体を動かしていきます。まずはウォーミングアップでボールを上から手渡しながら進むリレーです。

渡した人はすぐ後ろに回ってまた受け取る、の繰り返しで進み、ゴールをしたらチーム全員が1列に綺麗に座る。その速さをチームで競い合いました。児童たちは声を掛け合いながら力を合わせて取り組みます。

体が温まったところで、2人組になってゲーム感覚でチャレンジできるプログラムになります。ボールを高くあげてその間に10回手をたたく。ボールで雪だるまを作る。大山さんの合図でボールを取りあうなど、様々なゲームにチャレンジしていきます。

そしていよいよバレーボールの授業です。オーバーパス、アンダーパスの練習をしながら、大山さんのアドバイスを真剣に聞き、すぐに実践する児童たちはどんどん上手になっていきました。

実技の締めは3つのコートを使った試合形式です。8つのチームが短い時間でローテーションしながらどんどん試合を行っていきます。

後半では「スパイク打ってもいいよ!」という声がかかり、早速チャレンジする児童たち。

とにかく時間いっぱい動いた実技の授業でした。

最後に大山さんからお話があり、たくさん動いて楽しかった授業は終了となりました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

相手のことを思いやろう

バレーボールはひとりが2回連続では打てないスポーツ。だから仲間が必要です。仲間と行うには相手のことを思いやる心が大切です。取りやすいボールを返そう、声をかけよう、相手の見える位置に行こうなど、それがチームプレーになります。

ふだんの生活も一人ではないから、“相手のことを思いやる行動”ということを考えて生活をしてみてください。

体を動かしてみよう

運動をすると嫌な気持ちがあってもすっきりします。スポーツが苦手なら、外に出て散歩するだけでも良いから、何かあったら体を動かしてみよう!そうすると気分も変わってきます。

授業のまとめ

授業の終わりに大山さんが児童たちに感謝を伝えました。「見本を見せると、それに忠実に実行する。ルールをしっかり守っている。ちょっとしたときに、すぐに“ありがとう”と言う。こうゆうことができているみんなはとても素晴らしいです。そして私もやっていてとてもうれしかったです。」
その言葉通り、とても一体感のある授業になっていました。この体験はきっと、児童たちの心に深くリーチしたことでしょう。

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