フットサル女子日本代表・筏井りささんによる仲間への思いやりを伝えるサッカー教室

フットサル女子日本代表・筏井りささんによる仲間への思いやりを伝えるサッカー教室

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
11月13日、フットサル女子日本代表の筏井りささんが、静岡県掛川市の佐束小学校にアスリーチ!
サッカー教室を行いました!

訪問アスリートご紹介

筏井りささんは神奈川県出身の元プロサッカー選手です。小学生でサッカーをはじめ、高校時代には全日本高校女子サッカー選手権大会で3位入賞。U-17(17歳以下)、ユニバーシアード日本女子代表に選出されました。同チームのキャプテンを務め、第26回ユニバーシアード競技大会で準優勝。
大学卒業後、2011年にジェフユナイテッド市原・千葉レディースに加入しています。
2016年に浦和レッズレディースに移籍。2017年になでしこリーグカップで準優勝し、同シーズン終了後に選手を引退しました。
引退後、2018 年よりフットサルに競技を転向。2021年にバルドラール浦安ラス・ボニータスへ移籍し、2022年にはフットサル女子日本代表にも選出され、日本女子フットサルリーグ 2022-2023ではリーグのベスト5にも選出されるなど、現在も現役選手として活躍しています。

学校や地域のご紹介

掛川市立佐束小学校は静岡県掛川市にある小学校。
掛川市は静岡県西部に位置する市で、農業が主要産業のひとつであり、緑茶の栽培は全国屈指の産出量を誇ります。駅から学校へ向かうバスの中からもお茶畑がたくさん広がっていました。

すぐそばには佐束川が流れ、学校裏手側にはまるでジブリに出てくるような可愛らしい橋が架かっていました。

実技と講話の授業

3限目のチャイムが鳴る頃に、3年生・4年生52名の生徒たちがしっかりと多目的室に集まっていました。
先生の紹介で筏井さんの授業がはじまります。

「今日はみんなが呼びやすいようにいかちゃんって呼んでね!」と筏井さんがいうと、生徒たちは大きな声で「いかちゃーん!」
最初のつかみはバッチリです!

まずは自己紹介から。
シュートを決めるカッコイイ筏井さんの動画を見せてもらい生徒たちは大興奮!

そしてサッカーとフットサルの違いも教えてもらいます。
「フットサルのコートはサッカーコートの何分の1でしょうか?」という質問には5分の1くらいと答える生徒さんが多かったのですが、正解はなんと9分の1!
生徒たちからは驚きの声が上がっていました。

この後はグラウンドに出て実技の授業です。
ここで筏井さんから2つのテーマについてお話がありました。

「体育が得意な子も苦手な子も、なんでも挑戦してみて、その中で自分ができたこと、できなかったことを見つけてみよう!自分への気づきを持つこと」

「サッカー・フットサルはチームスポーツです。みんなで協力すること」

さぁではいざグランドへ!

まずはパスとドリブルの練習。
相手のことを考えてのパス、次の人がはじめやすいようにボールを渡すなど、実技の前に筏井さんがお話してくれたテーマをしっかり守って取り組んでいました。

ボールリレー対決。
手を使ってボールを後ろの人に渡していくのですが、右からもらったら自分は左から渡す。左からもらったら右側から渡す。
頭ではわかっていても混乱してしまいます!

次はドリブルリレー。
今度は速さの1番だけではなく、応援の1番も競います。

最後のひとりまでみんなでしっかり応援できました!

さぁいよいよ最後は試合形式です。
負けているチームに助っ人に入る筏井さん。
生徒たちと一緒に全力で楽しんでいました。

最後は雨が降ってきてしまいましたが、みんなで協力して後片付けができました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

仲間と協力することの大切さ

今日最初にお話した「協力する」は、みんなちゃんとできてたね。
他の人を応援するのもそうだし、最後の片付けも皆で協力できたからすぐに終わったよね。ほかにも味方のためにいいパスを出すことも、パスが少しずれてもそれをカバーしに行くのも全部協力だよ。この協力は力になるよね。

これはスポーツだけじゃなくて普段の生活の中でも一緒だから、これからも仲間のために動ける人になっていってほしいです。

授業のまとめ

筏井さんが率先してみんなの応援をしていたので生徒たちも自然と大きな声でお友達の応援をしていました。応援が力になるということをみんなで身をもって実感できた授業でした。

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