元北京オリンピック新体操代表の遠藤由華さんが小学校で新体操の体験授業!
アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
11月15日、遠藤由華さんが愛知県の西尾市立花ノ木小学校で授業を行いました。
今回訪れたのは、西尾市立花ノ木小学校。
すれ違う児童たちは遠藤さんに興味津々。体育館にて5年生113名に講話が行われ、その内選抜された27名は遠藤さんから直接実技指導を受けることになりました。
遠藤さんがオリンピックに出場したとき、なんとまだ児童たちは生まれていません!
講話の中で、遠藤さんの小学校6年生の時の映像があるけど見てみる?との質問に子どもたちは大興奮!ガッチリと児童のハートをキャッチして終始楽しい授業となりました。
目次
訪問アスリートご紹介
遠藤由華さん。新潟県出身。2008年北京オリンピック代表(新体操団体)で出場。
現役引退後はアメリカにて指導者研修で学んできたことを伝える新体操コーチの傍ら、ピラティスインストラクターとしても活動しています。
現在は3人のお子さんを持つママとしても日々奮闘中!
学校や地域のご紹介
西尾市立花ノ木小学校は、西尾線西尾駅から徒歩3分ほどの立地にあります。
学校には給食室があり、学校で給食を作っています。
全校児童660名、学校全体でマラソン大会があり、ちょうど訪問した時は全児童の半分がマラソン大会の練習をしていました。
西尾市立花ノ木小学校だけのソフトボールクラブチームがあり、全国大会に出場した実績もあります。
メッセージがぎっしり詰まった講演と、それを実践する実技
5歳から新体操をはじめた遠藤さん。当時は「なんとなく」習っていましたが、小学校6年生の時に素晴らしい選手の演技を間近で見て、はじめて「こうなりたい」という思いが芽生えたそうです。
何でも挑戦!とにかく一生懸命に
花ノ木小学校で開催されるマラソン大会について、遠藤さんも小学校のときにマラソン大会があったそうです。もともと負けず嫌いな性格の遠藤さん。加えてマラソン大会がご自身のお誕生日に毎回重なることもあり、せっかくの誕生日に負ける悔しさを味わいたくない、と猛練習。見事1位になった思い出や2位で悔しかった経験などの話から、子どもたちへ「とにかく一生懸命に」とメッセージを伝えます。
「楽しい」と「楽」はイコールではない
まずやってみるとできるようになる。すると楽しくなり、もっと上手になりたいと練習する。するともっともっとうまくなる……。この連鎖がとても楽しいと語る遠藤さん。
もともと負けず嫌いな性格の半面、人前に積極的に出るタイプではなかった遠藤さんは自分の武器を磨くため、集団生活の中で誰よりも早く行動、体育館にも一番に入るといった努力を積み重ねました。何より自身の睡眠サイクルが7時間半とのルールはストイックに守っていたそうです。
講話が終わった後の休み時間も、遠藤さんは息つく暇もなし!大勢の子どもたちに囲まれて「どうやったらそんなに体が柔らかくなるのか」「新体操で難しい技は?」などの質問攻め!そんな子どもたちにも笑顔で応えてくださいました。
実技では、まず113名の児童全員で道具を使わない運動。
子どもたちはみんな真剣に取り組み、柔軟性・バランス・体幹を鍛えます。
その後は選抜された27名の児童たちにボールを使った実技指導!
ボールを投げ上げ、足でキャッチ。バウンドさせたら1回転して受け取ります。
難易度はどんどん上がりますが、そこはさすがスポーツが盛んな愛知県の小学生。
みんな少しずつできるようになってきます。
元気な子どもたちの手拍子、大歓声を受け、遠藤さんもさらに加速!
圧巻の演技は授業の枠を飛び越えて、国際大会のような盛り上がり。
大技が決まるたび、割れるような大きな歓声。
授業のまとめ
体を動かすことで緊張もほぐれコミュニケーションも取れる、だからスポーツは絶対に大切と遠藤さん。最初は緊張していた子どもたちもどんどん質問が増えて積極的になっていき、ラストの圧巻の演技には拍手喝采でした。