目標をもって、ミスを恐れずチャレンジしよう!萬代宏樹さんと一緒に楽しいサッカー授業

目標をもって、ミスを恐れずチャレンジしよう!萬代宏樹さんと一緒に楽しいサッカー授業

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
11月8日、元Jリーガー・萬代宏樹さんが、茨城県立水戸聾学校にアスリーチ!
目標をもつこととチャレンジすることの大切さについての講義のあと、サッカー体験授業を行いました。
手話で挨拶をした萬代さん。みんなから拍手で迎えられ、楽しく充実した授業となりました。

訪問アスリートご紹介

萬代宏樹さん。宮城県仙台市出身。
2004年福島東高等学校からベガルタ仙台入団。その後ジュビロ磐田、サガン鳥栖、ザスパ草津、モンテディオ山形、水戸ホーリーホック、AC長野パルセイロ、ラインメール青森といくつものチームで活躍。2021年に引退され、今は子供たちへのサッカー指導や、大会などを企画し、サッカーの楽しさを伝える仕事に携わっています。

学校や地域のご紹介

水戸駅からバスで15分ほどの水戸聾学校。明治41年に創立された、聴覚に障害のある幼児児童生徒のための学校です。幼稚部、小学部、中学部、高等部があり、一人ひとりに配慮した教育が行われています。
近くには日本三名園の一つ偕楽園があり、落ち着いた教育環境に恵まれています。

実技と講話の授業

講話では、萬代さんの経歴やサッカーをはじめたときの話をしていただきました。
最初は楽しい!という気持ちではじめたサッカー。Under15の日本代表候補に選ばれ、そこで全国レベルになりたい!という明確な目標ができたとのこと。サポートの方の手話も交えながらみんな真剣に話を受け止めました。

後半はボールを使った授業に入りました。
6人組を作って真ん中に鬼役の生徒が立ち、残りのメンバーで輪を作ります。輪の中にひとりボールを持っている生徒がいるので、鬼はその生徒を狙ってタッチしにいきます。輪を作っているメンバーはタッチされないようにボールをどんどん足でパスしながらまわしていきます。
次に6人組3チームでボールの奪い合いをしました。勝ったチームの生徒さんたちが周りの先生たちに「僕たちすごくうまくない?」とアピールしてみんなに笑顔があふれます。

ドリブルリレーの競争もしました。途中作戦会議のためのチームミーティングを行い、みんながアイデアを出しあいました。
最後は白熱のミニゲーム。大人しそうに見えた女の子たちも勝利目指して本気で戦います。
周りの応援や生徒さんたちの喜びの声で大盛り上がり。あっという間の2時間の授業でした。

アスリートから児童生徒へメッセージ

目標をもとう

最初は小さな目標でいいので、自分なりの目標を立ててみましょう。そしてそれを恥ずかしがらずに口に出してみましょう。すると自分自身が本気になります。本気でやると成長の速度が変わります。その結果周りにいる人からの評価も変わります。
僕の今の目標はみんなと一緒にサッカーをやって、皆を笑顔にすることです。

ミスを怖がらないで

僕自身、挫折とチャレンジの繰り返しでした。でもミスを恐れて何もしなかったら何も変わりません。チャレンジしたことで、プレーもメンタルも変わることができました。
ミスを怖がらずにチャレンジすることが自分の成長には不可欠です。頑張ることで人間として成長することができます。

授業のまとめ

授業のあとも質問コーナーでどんどん手があがります。
身長は?どんな食事?腹筋われてる?好きなYouTubeは?どんな筋トレがおすすめ?と多岐にわたって興味は尽きません。
各教室をまわってみんなとの交流を深めました。後日生徒さんから届いた似顔絵に萬代さんも絆を感じ、とても喜ばれていました。

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