諦めなければ夢は叶う!ロンドン五輪レスリング金メダリスト小原日登美さんによる特別授業!
アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
12月6日、2012年ロンドン五輪女子レスリング48kg級 金メダリストの小原日登美さんが、青森県藤崎町の藤崎小学校にアスリーチ!
青森県のスターを迎えた「諦めずに継続する事」を伝える、かけがえのない特別授業を行いました。
目次
訪問アスリートご紹介
小原日登美さん。
青森県出身。小学3年生からレスリングを始め、1999年全日本選手権で初優勝を果たす。2000年〜2001年、さらに2006年〜2007年と世界選手権でそれぞれ優勝2連覇するも2008年一度現役を引退。2010年に現役復帰をし2012年ロンドンオリンピックにて女子レスリング48kg級 金メダリストに。現在は自衛隊体育学校にてレスリングの指導を行っています。
学校や地域のご紹介
藤崎町立藤崎小学校は1876年に開校した大変歴史ある学校です。
2013年に新校舎となり、とてもきれいな校舎でのびのびとした教育を行っています。
藤崎町は相撲が盛んな町で、かつて「相撲の神様」と呼ばれた大関「大乃里」の出身地です。
そのため藤崎町には立派な土俵があり、コロナ禍前までは町主催の子供相撲大会が行われていたとの事です。
実技と講話の授業
授業開始と同時に小原さんに「おねがいします!」と元気よく礼!
最初にスライドを使った講話を行いました。小原さんとレスリングとの出会いを聞いていただきます。
選手生活を送る中、なかなか勝てなかった時にお父さんから貰った言葉、
「強い人が勝つとも、すばらしい人が勝つとも限らない。最後まで諦めなかった人が勝つんだ」。この言葉で小原さんは絶対に諦めない精神を身につけました。今回生徒たちに一番伝えたかった言葉です。
「一度夢破れても、諦めなければ終わりではない。だから諦めなければ夢は叶う!」
諦めずにオリンピック金メダルを夢見て見事それを実現した小原さんの言葉は、生徒たちに深い感動を与えていました。
講話の後はマットで行う実技です。生徒代表と一緒に、レスリングの基本を勉強しました。
相撲が盛んな地域だけあって、子どもたちの動きも筋が良いです。
レスリングには必要不可欠な「柔軟性」を高める股関節のストレッチも行います。
ストレッチの後は二人一組になってゲームのようなトレーニングです。
互いの左手を握って右手で相手の「おしり」をタッチするトレーニングでは、生徒皆さん大興奮!タッチされないようにかわしながらフェイントを織り交ぜつつ攻撃する動きは、明日から休み時間に流行りそうです。
前半の授業が終わり休憩時間では、小原さんのサイン会開催です。
色紙やノート、中には着ているTシャツにまでサインをしました。
授業後半も二人一組のトレーニングゲームです。バランス感覚を鍛える「手押し相撲」やタックルに対応するための「バービー」を行い実技は終了となりました。
最後に実物の金メダルを披露!そしてなんと、生徒さん全員が金メダルを触る事ができました。
約500グラムの金メダルは、小原さんが最後まで諦めなかった証です。
計り知れない努力が詰まったオリンピックの金メダルに触れて、かけがえのない時間を体験した特別授業は終了となりました。
アスリートから児童生徒へメッセージ
今はまだ“夢”が見つからなくても、いつか“夢”を見つけた時は絶対諦めないでほしい
これから色んな“夢”を持つ皆さんには、「諦めない事」を続けて行ってほしい。
そうすればどんどん“夢”に近づきます。
たとえ途中で“夢”破れても、諦めずに夢を追った「過程」が自分の中で大きな経験となり、次の“夢”を叶えるための原動力となることでしょう。
失敗を恐れないで“夢”に向かってひたすらに進んでほしいです。
授業のまとめ
自分たちが住んでいる青森県出身の金メダリストは、雲の上の存在から大切なことを教えてくれた「特別な先生」になりました。
小原さんの直筆サインを胸に、これからも元気にたくましく成長していく事でしょう。
藤崎町立藤崎小学校のみなさん、ありがとうございました!