褒めて伸ばす!元・バレーボール日本代表佐藤あり紗さんによる熱血授業!

褒めて伸ばす!元・バレーボール日本代表佐藤あり紗さんによる熱血授業!

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
12月4日、リオデジャネイロオリンピックバレー女子代表・佐藤あり紗さんが、福島県田村市立船引中学校にアスリーチ!
バレーボールの技術向上を目的とした体育授業を行いました。

先生の紹介で拍手の中で迎えられた佐藤さん。終始笑顔溢れる授業となりました。

訪問アスリートご紹介

佐藤あり紗さん。宮城県仙台市出身。古川学園、東北福祉大、日立リバーレ、リガーレ仙台で活躍された元プロバレーボール選手です。世界選手権イタリア大会、リオデジャネイロオリンピックにも日本代表として参加。現在はバレーボール教室やイベント出演など、バレーボールの普及活動や地元を盛り上げる地域活動など精力的に行っています。

学校や地域のご紹介

 

JR船引駅から徒歩10分ほどのところにある福島県田村市立船引中学校。
校舎は旧船引高校の跡地を使っているためとても広く立派な学校でした。吹奏楽部のマーチングは全国でも上位に入るほどの実力があるそうで部活動にも力を入れている学校でした。

実技と講話の授業

体育館に集まった3年4組、5組の生徒たち。佐藤さんが訪問するこの日をとても楽しみにしていたそうです。最初はバレーボールをはじめたきっかけや現役時代のプレーについて、映像を流しながら解説してくれました。佐藤さんがバレーボールをはじめたきっかけは、幼稚園のときに母親のママさんバレーについて行き、そのとき打ったボールが褒められたことだそうです。今回の授業も「友達を褒めること。バレーボールは仲を深めないと繋がらないスポーツだよ」と生徒たちにメッセージを送り、実技へと移りました。

はじめはアップがてら2人1組でペアを組み、掛け算、割り算の答えが偶数なら右へ、奇数なら左へダッシュする練習です。ただ体を温めるだけでなく、頭も使いながらのウォーミングアップですね。

徐々にバレーボールの動きに近い動きを取り入れていきます。ボールがコートに落ちるか落ちないかのすれすれに飛び込みながら手を出す「パンケーキ」という技にもチャレンジ!佐藤さんのお手本には歓声が上がっていました。生徒たちも怖がることなく果敢に挑戦!笑顔で繰り返し練習していました。

その後もゲームなどでしっかりとアップを終えたらスパイクとレシーブの指導へ。佐藤さんの強烈なスパイクをレシーブすることに挑戦。「はえー!怖い!」といいながらも必死にボールに食らいついていく生徒たちの姿が見られました。

 

最後は全員で試合形式を行いました。普段のバレーボールではないような特別ルールを用いることで、生徒たちは楽しみながら積極的に参加していました。

最初は続かなかったラリーも徐々に回数が増えていきました。ラリーが続くということはチームワークがとれている証拠。練習の成果が出て、佐藤さんの言うチームワークが深まったようです。

実技を終え最後は質問コーナーへ。「バレーボールをやって良かったことは何ですか?」という生徒からの質問に「今こうしてバレーボールの魅力を伝えられること、みんなに出会えること」と答えてくれた佐藤さん。その思いが伝わったのか、授業の最後にはほぼ全員が「楽しかったです!」と笑顔で答えてくれました。最後は記念写真を撮り、笑顔に溢れた2時間の授業が終了しました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

勝ち負けは大事だけど、楽しむこと

バレーボールに限らずスポーツには勝ち負けがついてくることが多い。もちろん勝ち負けも大事だけど、自分がやっている競技や物事を好きになって楽しんでやること。まずは楽しんでいろんなことに挑戦してみてください。

授業のまとめ

終始笑顔があふれ、元気いっぱいの生徒たちでした!バレーボールの経験が浅い生徒も練習に果敢に挑戦する姿が見られました。その中で声を掛け合ったり、拍手をしたりと、友達を大切に思うシーンも何度も見られました。佐藤さんの言っていた「バレーボールは仲を深めチームワークがないと続かない」という言葉を、生徒全員がプレーで体現してくれました。
2時間という短い時間でしたが、素晴らしい空間がそこにはありました。

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