夢を口に出して、叶えよう。元・バレーボール日本代表佐藤あり紗さんによる夢の授業

夢を口に出して、叶えよう。元・バレーボール日本代表佐藤あり紗さんによる夢の授業

アスリート全国学校派遣プロジェクト『アスリーチ』。
12月5日、リオデジャネイロオリンピックバレー女子代表・佐藤あり紗さんが、福島県郡山市立西田学園義務教育学校にアスリーチ!
バレーボールの技術向上の体育授業を行いました。

拍手で迎えられた佐藤さん。みんなが楽しめるような授業内容で沢山の笑顔があふれる授業になりました。

訪問アスリートご紹介

佐藤あり紗さん。宮城県仙台市出身。古川学園、東北福祉大、日立リバーレ、リガーレ仙台でプレーされた元プロバレーボール選手です。世界選手権イタリア大会、リオデジャネイロオリンピックでは日本代表として活躍。現在はバレーボール教室やイベント出演などバレーボールの普及活動や、地元を盛り上げる地域活動など精力的に行っています。

学校や地域のご紹介

郡山駅から車で約20分ほどのところにある西田義務教育学校。
西田中学校、高野小学校、鬼生田小学校、三町目小学校、大田小学校、根木屋小学校が併合して2018年にできた学校です。校舎もとても広く大きな学校でした。中学生のことは7年生8年生9年生と呼んでいます。

実技と講話の授業

拍手で迎えられ、8年生、9年生の前に登場した佐藤さん。生徒たちはこの日をとても楽しみにしていたそうです。学校自体にバレー部はないそうですが生徒の皆さんはやる気十分でした。授業冒頭は佐藤さんの自己紹介にはじまり、続けて佐藤さんの現役時代の動画を全員で見ました。現役時代のスーパープレーの数々を見た生徒たちからは「すごい」と声が上がっていました。今日はそのプレーの中でも「ローリング」「パンケーキ」といわれるプレーに挑戦をしてみようということで、早速実技に移りました。

まずは準備運動もかねて2人1組で体、頭を使ってどんどん動いていきます。ジャージを着ていた生徒も何人かは半袖になるぐらいしっかりと動きました。

ローリング、パンケーキにも挑戦!どちらもコートに体を投げ出し飛び込むような形になりますが、生徒たちは果敢に挑戦。怖がることなく何度も挑戦していました。次はレシーブとスパイクの指導。
バレー経験の少ない生徒が多い中、佐藤さんは「最初は勢いをつけなくてもその場で上から打つだけでもいいよ」と説明。生徒たちに誰でも気持ちよくスパイクを打てるようなコツを指導してくれました。

レシーブのコツは、とにかく諦めず食らいつくこと。生徒たちは最初に習ったローリングやパンケーキも交えながら、強烈な佐藤さんのスパイクに食らいついていました。バレーをはじめたきっかけは「褒められたから」という佐藤さん。生徒たちに対しても、いいプレーや最後まであきらめないプレーには多くの前向きでポジティブな言葉をかけてくれました。

最後は試合形式です。各チームとも、チーム名と点を取った際の喜び方を決めて試合に挑みました。ユニークなチーム名や喜び方で全員が楽しみ、どの試合も大盛り上がりを見せました。

最後は全員で記念撮影をして、授業は終了となりました。

アスリートから児童生徒へメッセージ

夢ややりたいことを口に出す勇気

私自身夢ややりたいことを口に出して叶えてきた。今もやりたいことを口にしてやれている。口にすることで責任も生まれる。なかなか恥ずかしかったりするかもしれないけど、夢ややりたいことをどんどん口に出してみてください。

授業のまとめ

バレーボール部もなくバレー経験が少ない生徒ばかりということでしたが、全員が全力で授業に参加する様子が見られました。佐藤さんも常に生徒たちに声を掛け、授業は終始明るい雰囲気で行われました。佐藤さんの「ひとりでもバレーを好きになってもらいたい」という気持ちは生徒たちに伝わったようです。

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